ピンボケを補正するには Google フォト アプリが便利
左: 撮影した写真、右: ボケ補正適用後の写真
Android スマホの多くは、オートフォーカス機能などによってボケやブレが発生しにくいですが、大切な瞬間を収めたつもりが、あとから見たらぼやけていて残念な写真になってしまったこともあるのではないでしょうか。
ピンボケした写真や、不鮮明な写真を補正するには、Google フォト アプリの「ボケ補正」が便利です。ボケ補正は、AI を用いて写真のボケやノイズを除去し、明るく鮮明に補正する編集機能です。Google フォト アプリを使っている人なら誰でも無料で利用できます。
ボケ補正が役立つシーン
ここでは、ボケ補正が役立つシーンをいくつか紹介します。
【子どもやペットの写真】
子どもやペットなどの動き回る被写体がブレてしまったときに活用できます。
左: 撮影した写真、右: ボケ補正適用後の写真
左上の写真では、被写体のペットがブレてしまっていますが、ボケ補正を適用すると、輪郭がシャープに表現できています。
【被写体が手前と奥にある写真】
奥行きのある写真で、思うようにピントが合わなかった場合にもボケ補正が便利です。
左: 撮影した写真、右: ボケ補正適用後の写真
左上の写真では手元にだけピントが合っていましたが、ボケ補正適用後は、奥に写る人もはっきりと表現できています。
【昔に撮った写真】
ガラケーに保存されていた写真や、アナログ写真をスキャンした画像データなど、昔に撮った画質の粗い写真も Google フォト アプリに取り込めばボケ補正を適用できます。
左: スキャンした昔の写真、右: ボケ補正適用後の写真
左上の写真は、プリントされた写真をスマホアプリ「フォトスキャン by Google フォト」を使用してデータ化したものです。ボケ補正を使うと、右上の写真のようにアナログ写真の画質の粗さをより鮮明にしてくれます。
※強化されたボケ補正機能を使用するには、4 GB 以上の RAM が搭載されているデバイスを使用する必要があります。
ボケ補正の使い方
Android スマホでボケ補正を使用する手順は以下のとおりです。
- Google フォト アプリ
を開きます
- ボケ補正をしたい写真をタップして開きます
- 編集アイコン
→ [ツール] をタップします
- [ボケ補正] をタップします
- スライダーで好みの仕上がりに調整します。数字が大きくなるほど、補正が強くなってシャープな仕上がりになります
- [完了] → [コピーを保存] をタップします
ボケ補正を適用した写真はコピーして保存されるため、元のデータもそのまま残すことができます。なお、補正量を最大の 100 にしても補正が足りないと感じる場合には、画像を保存後にもう一度ボケ補正をかけることも可能です。
Google フォトのボケ補正機能を使ってピンボケ写真を鮮やかに
ピンボケしてぼんやりした仕上がりになってしまった写真には、Google フォト アプリの「ボケ補正」を使ってみましょう。ぼやけた写真も、AI によって簡単にクリアな仕上がりにしてくれます。
対応しているスマホであれば、Google フォト アプリから誰でも無料で利用できます。ガラケーの写真や、データ化されていない写真でも、Google フォトに取り込めばボケ補正を適用することが可能です。
Google フォト アプリのボケ補正機能を使って、ピントが合っていない思い出の写真を綺麗によみがえらせてみませんか。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2024 年 12 月時点に Google Pixel 8（Android 15）で検証しました。
