タブレットとの連携で生まれる新しい可能性
―Xiaomi 14 Ultra はカメラも本体性能もハイスペックでありながら、お得感のある一台ですよね。そんな Xiaomi 14 Ultra を他のデバイスと組み合わせれば、もっと便利な使い方ができる。これも Xiaomi 製品を使うメリットだと思います。例えばどんなことができるのか、具体的に伺えますか?
たとえば、Xiaomi 14 Ultra の画面を Xiaomi Pad 6s Pro(Xiaomi のタブレット)に映すことができます。これは「Home screen+」※という機能で、アプリを開いたり、スクロールさせたり、タブレット側でスマホを操作することも可能ですよ。
―画面を映すだけじゃなく、操作もできるのですね。
そうなんです。さらに、Xiaomi 14 Ultra で撮影した写真をタブレットで編集したいときは、タブレットに表示したスマホの画面からドラッグ & ドロップで簡単に移動できます。テキストのコピー & ペーストも可能です。
―Xiaomi のタブレットがあれば、Xiaomi14 Ultra の活用領域が一気に広がりますね。
はい。もう一つご紹介したいのが、Xiaomi 14 Ultra のカメラの画面をタブレットに共有できる機能※です。
Xiaomi 14 Ultra の「監督モード」を使うことで、撮影中の映像をワイヤレスでタブレット※の大画面に映し出せます。この機能は特に、YouTube などの動画制作をする際に重宝しますよ。タブレットの大画面をモニターとして使用し、動画撮影や録画のスタートをタブレットでも操作できるため、撮影の効率が上がります。
※Xiaomi Pad 6s Pro など、一部のタブレットで利用できる機能です。
IoT デバイスとの連携で日常がもっと便利に
―Xiaomi ではスマホ以外にもさまざまなデバイスを発売していますが、どのような製品があるのでしょうか?
スマートバンド、体組成計、ロボット掃除機、スマート(セキュリティ)カメラやペットフードの給餌器など、幅広いジャンルの製品を販売しています。これらの製品はすべて、スマホとの連携が可能です。
―スマホと他のデバイスを連携させると聞くと、設定などが難しそうだと感じます。具体的な連携方法や、どのようなことができるのか教えてください。
Mi Home アプリから比較的簡単に連携・設定できます。スマホの近くにあるデバイスを自動的に検出できますし、手動で追加することも可能です。
「いろいろなデバイスに興味はあるけど、どうやって連携すればよいのか分からない」と不安に思う方はおられますが、「Xiaomi の製品で揃えていただければ、簡単に連携できますよ」とお伝えしたいです。
具体的にできることとしては、たとえば健康管理ですね。Mi Fitness というアプリを、スマートバンドやスマートウォッチと組み合わせて、ウォーキングやサイクリングなどのワークアウトを記録したり、心拍数をチェックしたりできます。
また、Mi Home アプリを使えば、家庭内にある Xiaomi の IoT デバイスをまとめて管理できます。セキュリティ カメラのビデオ履歴をスマホで確認できたり、給餌器に入っているペットフードの残量が少なくなったら通知してくれたりするなど、便利な機能がありますよ。
―Xiaomi の製品は比較的手に取りやすい価格帯のものが多いので、いろいろなデバイスを揃えやすいですよね。
そうなんです。やっぱり、何万円もするものをいくつも買うのは大変ですよね。ですが、たとえば 3 千円のセキュリティ カメラと 1 万円の給餌器と 3 万円のロボット掃除機だったら、「これなら手が届く」「次はあれも買ってみよう」と考えていただけると思うんです。
技術革新を、全ての人に! Xiaomi 社のビジョンと展望
―手に取りやすい価格帯の製品を幅広くリリースしているのには、何か理由があるのでしょうか?
はい。Xiaomi 社は、価格を抑えながら高品質な製品を提供することに力を入れています。より多くの方々に、手軽に新しい体験をしていただきたいと考えていますからね。この考えこそが、私たちの掲げるビジョン「Innovation for everyone」に通じているのです。
―「Innovation for everyone」は、2024 年 5 月の Xiaomi 新製品発表会でも掲げられていた言葉ですね。
はい。「技術革新を、全ての人に」という意味です。スマホを軸にしつつ、スマートバンドやイヤホン、その他の IoT デバイスをいろいろと見ていただけると良いのかなと。
少し話がずれますが、今、スマホの買い替えサイクルは 4 年と言われているんですよ。
― 4 年と聞くと、長いように感じます。
そうですよね。Xiaomi のスマホを購入いただいて「その次にお会いできるのは 4 年後です」というのは、私は少し寂しいと感じます。4 年間の間に「この前 Xiaomi のスマホを買ったから、次はスマートウォッチも買ってみよう」と思っていただけると嬉しいですし、Xiaomi の製品を幅広くご利用いただければ、お客様の生活もより便利になると思います。
幅広い商品ラインナップで、お客様にワクワク感を
―Xiaomi は電子機器以外の製品も発売していますが、今後も電子機器以外のラインナップは増えていくのでしょうか?
どんどん増えますよ。良い意味で「節操なく」、積極的に出していきます。出せるものから出すと言ったら社内の人間に怒られますけど(笑)。スピード感や勢いを重視して製品をリリースしていきます。
―消費者としては、それらの製品を実際に見られる機会があると嬉しいです。
実は今、常設の Xiaomi ストアを日本で展開していくための準備を進めてます。2024 年 11 月 4 日まで渋谷に Xiaomi のポップアップ ストアがありますが、商品数はどんどん増え続けています。
我々としても、Xiaomi の製品を実際に手に取って試していただきたいという気持ちがありますので、さらに充実した展示ができる店舗を、早くオープンしたいなと考えています。商品をご購入いただくのはオンラインでも実店舗でも大歓迎ですが、その機会を少しでも広げていきたいですね。
―店舗ではスマホ以外の商品も販売するのでしょうか?
もちろんです。IoT デバイスはもちろん、スーツケースや炊飯器などの製品もありますので、それらをズラっと並べる予定です。日用品を買いに行くような感覚で、ワクワクした気持ちで来ていただけると嬉しいですね。
―Xiaomi 社は、製品に関する情熱とスピード感が際立っているように感じます。
そうですね。Xiaomi は、シンプルでクリーン、そして若々しいイメージがあると思っています。実際に、設立して 14 年ですから、まだ若い会社です。だからという訳ではありませんが、高い情熱とスピード感をもって製品を出しています。
Xiaomi 14 Ultra も「丁寧なロードマップを敷いてから作った」というよりは、「とにかく、今一番良いものを集めて出そう」というようなイメージですね。
スピード感がある一方で、粗削りな部分があるかもしれません。しかし、今後も積極的にお客様の声を聴きながら、一緒にブランド作りをしていきたいと考えています。
―最後に、読者に伝えたいことや、今後の展望をお聞かせください。
近頃は物価が高騰していますし、多くの選択肢のなかでより賢く、実利的に物を選ぶような方が増えていると感じます。そのような中で Xiaomi の製品が良い評価をいただいているのは、本当に嬉しいです。
今後も Xiaomi 社の「Innovation for everyone」というビジョンのもと、コスパの良さだけではないワクワク感をお届けしたいと思っています。
【取材協力】
安達晃彦さん:Xiaomi Japan プロダクトプランニング本部 本部長
Xiaomi 14 Ultra について、プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦さんに、タブレットとの連携や、その他の IoT デバイスとの連携、Xiaomi 社のビジョンについて伺いました。Xiaomi はスマホだけでなく、スマートウォッチや体組成計、ロボット掃除機など、数多くの製品を手掛けています。気になる方は Xiaomi の公式サイトをチェックしてみてください。
Xiaomi 14 Ultra の購入はこちらから
※本記事で紹介した内容は、取材当時(2024 年 9 月)のものです。
▼Xiaomi インタビュー連載|全 3 回
- 第 1 回: スマホカメラの新時代を切り開く「Xiaomi 14 Ultra」ライカと共に作り上げたカメラ性能に迫る
- 第 2 回: カメラだけじゃない!Xiaomi 14 Ultra はなぜ驚くほどの高性能を実現できたのか?
- 第 3 回: Xiaomi 14 Ultra がもっと便利に! IoT デバイスとの連携で日常はどう変わる?