スマホの曲面ディスプレイとは
スマホのディスプレイは、平面タイプしかないと思っている方も多いのではないでしょうか。実は、Android スマホには画面の左右両端が弧を描く形状になっている、曲面タイプのディスプレイを持つスマホもあるのです。
この「曲面ディスプレイ」を搭載したスマホは、フレーム部分までがディスプレイになっています。そのため、同じサイズの平面ディスプレイのスマホと比べ、曲面ディスプレイの方が画面が大きいと感じるかもしれません。
また、ディスプレイに丸みが加わることで、平面ディスプレイのスマホより魅力的な印象を受ける方も多いことでしょう。
曲面ディスプレイ 3 つの特徴
ひと味違ったフォルムが魅力的な曲面ディスプレイには、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは平面ディスプレイにはない曲面ディスプレイならではの特徴を 3 つ紹介します。
臨場感のある映像
曲面ディスプレイの特徴の一つとして、画面占有率の高さがあげられます。両端までディスプレイになっているので、平面ディスプレイよりも広範囲にわたって画像や動画などを楽しめます。
両端の丸みを帯びた部分まで画像や動画が映り、臨場感を味わえる点も魅力といえるでしょう。また、画面に映し出される世界観に引き込まれるような没入感が期待できる点も、曲面ディスプレイの注目ポイントです。
臨場感や没入感が味わえるディスプレイで、動画やゲームを楽しみたいという方は選択肢に加えてみてはいかがでしょう。
手になじむ持ちやすさ
丸みを帯びたフォルムが特徴的な曲面ディスプレイは、手になじみやすく持ちやすいといわれています。両端の角張りがないため、手にフィットする印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
同じ画面サイズの平面ディスプレイよりも本体サイズが小さめなので、サイズや重さの面でも持ちやすさを感じるかもしれません。
操作するときに持ちやすさを感じるスマホを探している方は、選択肢にいれてはいかがでしょう。
ランチャーとして利用できる場合も
曲面ディスプレイを搭載しているスマホの中には、曲面部分をランチャーとして利用できる機種があります。ランチャーとはアプリなどをコンパクトに一覧表示できる機能です。
曲面部分をランチャーとして利用する場合、フリック操作でランチャーを開閉できる機種もあります。よく使うアプリを配置しておくと、使いたいアプリが簡単に起動できるようになります。
よく使うアプリに素早くアクセスしたい方は、ランチャーを有効活用してみるとよいかもしれません。
曲面ディスプレイのスマホを購入する時のポイント
多彩なラインナップが魅力の Android スマホは、さまざまなメーカーから曲面ディスプレイ搭載のスマホが発売されています。
Google Pixel 7 Pro をはじめ数種類あるので、スマホ購入時の機種選びに迷ってしまう方もいるでしょう。ここでは機種選択に迷ったときに役立つ、3 つのポイントについて紹介します。
デザインに注目して選ぼう
曲面ディスプレイは、平面ディスプレイとは異なるデザイン性が魅力です。デザイン面にもこだわって選んでみるのもよいでしょう。Android スマホは、カラーもフォルムもバリエーションが多彩なので、好きな色や形を選ぶことができます。
たとえば、やわらかい雰囲気のスマホを使いたいときは淡い色の機種を、華やかな雰囲気のスマホを使いたいときは鮮やかな色の機種を選ぶと、希望のイメージに近づくのではないでしょうか。
機能にこだわって選ぼう
前述のとおり、曲面部分をランチャーとして利用できる Android スマホもあります。曲面ディスプレイならではの機能を搭載しているスマホを選ぶというのもよいでしょう。
また、画面の両端に接触しやすい曲面ディスプレイは、一部のアプリで誤タッチの可能性もあります。画面両端の反応を防止するアプリが利用できるかを確認しておくのもよいかもしれません。
臨場感を味わいやすいディスプレイなので、画質などスマホ本体のスペックにこだわって選ぶのもよいでしょう。
アクセサリを上手に選ぼう
Android スマホは耐水性能や耐衝撃性能が向上していますが、日常的に利用するスマホの安全性を高めるために、スマホケースや保護フィルムの利用を検討している方もいるでしょう。ここでは、アクセサリの上手な選び方について紹介します。
機種によって本体サイズが異なる Android スマホは、利用可能なスマホケースや保護フィルムもそれぞれ異なります。まずは、ご自身のスマホに対応した製品であるかを確認しましょう。
また、スマホケースは多種多様な製品があります。デザインやカラーだけでなく、素材や機能なども含めて選択すると、よりスマホが使いやすくなるでしょう。
なお、スマホケースや保護フィルムは、製品によってカバーしている範囲が異なります。そのため保護したい部分までカバーされているのか、きちんと確認しましょう。特にスマホケースと保護フィルムを併用する場合は、両者のカバー範囲が重なって収まりが悪くならないよう注意する必要があります。
曲面ディスプレイでアプリやコンテンツを楽しもう
画面占有率が高い曲面ディスプレイは、動画やゲームなどを平面ディスプレイとは異なる感覚で楽しめる点が魅力です。
曲面ディスプレイの搭載機種は、これから増えていく可能性があります。新しい世界観を広げる可能性を秘めた曲面ディスプレイは、アプリやコンテンツの面白さを高めてくれるかもしれません。
今までとはひと味違うスマホの利用を検討しているという方は、曲面ディスプレイ搭載タイプも選択肢に加えてはいかがでしょう。
※本記事で紹介した内容は、Android スマホのバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事で紹介した内容は、執筆時(2023 年 6月)のものです。