ユーザーに感動体験を!Xperia 1 VI に凝縮された「ソニーらしさ」
ユーザーに感動体験を! Xperia 1 VI に凝縮された「ソニーらしさ」

ユーザーに感動体験を! Xperia 1 VI に凝縮された「ソニーらしさ」

2024.11.13

ユーザーに感動体験を! Xperia 1 VI に凝縮された「ソニーらしさ」

デジタル一眼カメラ「α™」シリーズやテレビの「ブラビア®」、オーディオ、ゲーム機「PlayStation®」など、高い技術力による製品でユーザーを驚かせてきたソニー。その技術の結晶とも呼べる、スマホの最新フラッグシップ「Xperia 1 VI」に込められた「ソニーらしさ」について、モバイルマーケティング部門エリアマーケティング部の池さんに伺いました。

Xperia 1 VI が実現した「機能性触覚デザイン」

―2008 年の発売以降、Xperia™ は幅広いファンから愛されている印象です。ソニーにとって Xperia はどのようなスマホシリーズでしょうか。

Xperia は、ソニーの総合力と技術力を結集したブランドです。

私たちソニーは、カメラや テレビ、音響機器、ゲーム機など、エンター テインメント全般を手がけている総合メーカーです。Xperia シリーズでは、そんなソニーの各分野におけるプロフェッショナルな技術を 1 台のスマホに集約しています。

―Xperia 1 VI の製品デザインについて伺いたいのですが、特にこだわったポイントなどはありますか。

機能性と触覚デザインの両立です。まずは、本体背面の独特な手触りの素材についてお話しします。指先で触ると、ザラザラというのか、不思議な感触です。

本体背面の「機能性触覚デザイン」を触って確認する様子

これは前モデルの「Xperia 1 V」から採用している加工方法で、滑りにくさと感触の良さを兼ね備えた、Xperia™ シリーズ独自の意匠です。「機能性触覚デザイン」といって、グリップ感の向上という機能性とデザイン性を両立させているのです。

―手触りの良さや見た目だけでなく、実用性まで兼ね備えているんですね。

はい。それだけではなく、Xperia 1 VI の内部には「ベイパー チャンバー」という、熱を処理する特殊な部品が搭載されています。これは、薄い金属板の中に液体を封入したもので、液体の蒸発と凝縮の繰り返しを利用して、効率的に熱を処理しています。

これにより Xperia 1 VI では、動画の長時間使用やゲームプレイ時など、高負荷な環境下でも挙動がカクカクせず、本体のパフォーマンス低下を防ぎ、安定した動作を実現しています。

「カメラ性能」に関する詳しいインタビューは、こちらをご覧ください。

Xperia 1 VI がもたらす「未体験の感動」とは

―Xperia 1 VI のキャッチコピーは「ソニーの技術と、未体験の感動へ」となっていますが、この「感動」をより強く感じられるのは、どういったところでしょうか?

Xperia 1 VI は単にスペックの高いスマホではなく、ユーザー様に新しい感動を提供するために考え尽くした、ソニーの技術とこだわりを詰め込んでいます。

特に注目していただきたいのは、肉眼を超える体験を可能にしたカメラ機能、圧倒的な持続力を誇るバッテリー性能、そしてユーザー体験を向上させたディスプレイの進化です。

社内での呼び名は「バッテリー モンスター」

―動画の長時間視聴やゲームを楽しみたいユーザーにとって、バッテリーの持ちは重要なポイントかと思います。次は「圧倒的な持続力を誇る」Xperia 1 VI のバッテリー性能について教えてください。

Xperia 1 VI のバッテリー性能は、特に力を入れて向上させた技術の一つです。具体的には、日常的な使用では 2 日間のバッテリー持続時間を実現し、動画再生では 36 時間の連続再生が可能になりました。これは、前モデル Xperia 1 V の 17 時間から 2 倍以上の進化です。

そのバッテリー性能の高さから、Xperia 1 VI は社内では「バッテリー モンスター」とも呼ばれています(笑)。でも、今回特に注目してほしいのは、Xperia 1 VI のバッテリー性能の向上が、容量の増加によるものではないという点ですね。

―バッテリー持続時間が倍になったのに、容量は変わっていないのですか?

そうなんです。実は、Xperia 1 VI バッテリーの容量は前モデルと同じ 5000 mAh のままなんです。この進化の裏には、エンジニアたちの並々ならぬ努力がありました。

Xperia 1 VI のバッテリー性能について語る池 荘八さん

バッテリー容量自体は変えず、ディスプレイの仕様を変更したり、バックグラウンドの無駄な動作を省いて電力消費を見直したりするなど、ハード、ソフト両面でさまざまな工夫を凝らしています。

―なるほど。バッテリー容量自体は同じでも、実際の使用感は大きく変わってきそうですね。

そうですね。容量の数字だけを見ると、前モデルから変化していないように感じるかもしれません。しかし、実際に使用してみると、そのバッテリー持ちの良さに感動していただけるでしょう。

また、Xperia 1 VI のバッテリーは、単に長時間持続するだけではありません。たとえば、負荷の高いスマホゲームや 4K 動画の撮影などでも、安定して使用できるようになりました。

ユーザーの皆様に、バッテリー残量や充電を気にせずに思う存分スマホを使っていただきたい。そんなソニーの思いを、Xperia 1 VI に込めています。

さらに明るく、きれいになったディスプレイ

―今回、ディスプレイの解像度が変わったと聞きました。

はい、Xperia 1 VI では、ディスプレイの解像度を、前モデルの 4K (3840 × 1644)から Full HD+(2340 × 1080)に変更しました。一見するとスペックダウンしたように見えるかもしれませんが、この変更はユーザー体験を大きく向上させるための戦略的な決定です。

―この仕様変更によってどのようにユーザー体験が向上したのでしょうか。

最も大きな改善点は、バッテリー持続時間の向上です。4K ディスプレイは高負荷な処理が必要なので、常に多くの電力を消費します。Full HD+ に変更することで、この電力消費を大きく抑えることができました。

また、この変更で生み出された余分な電力を利用して、カメラのノイズ処理機能を強化することもできました。暗所での動画撮影時にリアルタイムでノイズを低減するなど、高負荷の 4K ディスプレイでは実現できなかったことができるようになったのです。

―ディスプレイの見え方は変化しているのでしょうか?

Xperia 1 VI のディスプレイの明るさを示すためにカメラアプリの UI を見せる池 荘八さんの手元

はい、Xperia 1 VI では、画面の明るさを前モデルから 1.5 倍に向上させています。これにより屋外でのディスプレイの視認性を大幅に改善し、日光の下でもはっきりと画面が見えるようになりました。

他にも、ソニーのテレビ「ブラビア」の技術を活用し、AI による画質チューニングを導入しました。これにより、解像度が下がったにも関わらず、肉眼で見たときの美しさは向上しています。色彩の表現力やコントラストが改善されたことで、「絵が持つ本来のきれいさ」を再現できるようになりました。

体験したユーザーの方にも「ディスプレイの解像度は変わったけど、それ以上に明るくてきれいに見えるね」と仰っていただいています。

―解像度変更に対するユーザーのリアルな反応はどのようなものでしたか。

実際、ディスプレイ解像度を変更することに関して、発売直後は賛否両論がありました。正直に申し上げますと、スペックにこだわりのあるユーザーの方からはネガティブな意見もありました。

しかし、発表後に商品体験会を開催したところ、そういったユーザーの方からの評価が大きく変わったんです。

―どのように評価が変わったんですか?

体験会後に SNS でユーザーの反応を見ると、ネガティブな意見の方でも肯定的な評価へと、感想が劇的に変化していったのがわかりました。メディアの論調も同様に変わっていきましたね(笑)。

ソニーがこだわっているのは、スペックや数字だけではなく、実際の体験の質。今回の仕様変更でも、「ソニーらしさが見られたよね」という声をユーザー様からいただきました。

Xperia 1 VI のこだわりを語る池 荘八さん

―ディスプレイのサイズも前モデルから変わっていますよね。どのような意図で変更したのでしょうか。

はい、今回は画面の縦横比を、前モデルより少し横長の仕様に変更しております。これまでの Xperia では 21:9 の比率を採用し、映画の画面比に合わせていました。動画の視聴体験を重視してこのような設計にしていたのですが、視聴する動画のサイズによっては画面の左右に黒帯が現れてしまうというデメリットがありました。

そこで今回は、コンテンツの表示エリアを最大化するために、ディスプレイのアスペクト比を調整してみたのです。その結果、YouTube などの 16:9 比率の動画も、より大きな画面で楽しめるようになりました。

最新の Xperia をその場で体感できる!「ソニーストア」に関する詳しいインタビューは、こちらをご覧ください。

映像 × 音響で圧倒的な没入体験

―Xperia 1 VI のスピーカー性能について教えてください。ソニーならではのこだわりが感じられるポイントはありますか。

はい、私たちはスマホメーカーであると同時に音響機器メーカーでもあるので、スピーカーにもソニー独自の技術や知見を惜しみなく注ぎ込んでいます。

Xperia シリーズは、新モデルが登場するたびにスピーカーの性能が向上しています。今回の Xperia 1 VI でも新しい部品を採用することで、より豊かで深みのある低音を実現することに成功しました。

―Xperia 1 VI の「音質の良さ」はどのような場面で実感できるでしょうか。

日常的な音楽鑑賞はもちろんですが、映画やドラマなどのエンタメ作品を視聴するときにも「音質の良さ」を実感していただけるはずです。

私たちは、単に音を大きくしたり低音を強調したりするのではなく、映像と合わせて聴いたときに作品の世界観を壊さないよう、バランスの取れた音づくりを追求しています。その成果として、作品により深く入り込めるような音質を提供できているはずです。

イヤホンジャックに込められた Xperia の「ユニークネス」

―Xperia 1 VI にはイヤホンジャックが付いています。最近は廃止するメーカーも多いですが、ここにも何かこだわりが?

はい、イヤホンジャックの搭載は Xperia の大切なこだわりの一つです。最近のスマホは、イヤホンジャックを廃止しているメーカーもありますが、私たちはあえて残しています。

Xperia に接続されたイヤホンジャック

理由は、ユーザーの皆様に最高の音楽体験を提供したいから。音質にこだわるユーザー様にとって、有線ヘッドホンを繋げるためのイヤホンジャックは、必要不可欠なんです。

―イヤホンジャックを求めているユーザーも多いのでしょうか。

はい、実際にはイヤホンジャックを求めて Xperia を選んでくださるユーザー様もいらっしゃるほどです。最新の業界トレンドを追いかけてイヤホンジャックを無くしてしまうと、音質にこだわってきた Xperia の大切な「ユニークネス」が無くなってしまう。

私たちはこれからも、ユーザーの皆様の声に耳を傾けながら、最高の音楽体験を提供し続けていきたいと思っています。

Xperia 1 VI には、ソニーのこだわりが詰まっている

―最後に、Xperia 1 VIの購入を検討しているユーザーに対してのメッセージをお聞かせください。

Xperia 1 VI は、ソニーの総合力と技術、こだわりがたくさん詰まったスマホです。スペック表だけでは伝わりにくい魅力もありますが、他にはない感動を味わえます。ぜひ実際に手に取って、その進化を体感してください!



【取材協力】

池 荘八(いけ そうはち): ソニー株式会社 Global Sales & Marketing モバイル マーケティング部門 エリア マーケティング部

iPhone から Android への移行が

これまで以上に簡単に。



池さんに、Xperia 1 VI に込められた思いやこだわりなどを伺いました。フラッグシップの Xperia 1 シリーズをはじめ、Xperia 10 シリーズ、Xperia 5 シリーズなどが気になったら、Xperia 公式サイトをチェックしてみてください。



※本記事で紹介した内容は、取材当時(2024 年 8 月)のものです。

▼SONY インタビュー連載|全 3 回

参考:

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