一眼カメラ「α™」の DNA を受け継ぐ「Xperia 1 VI」その実力に迫る
一眼カメラ「α™」の DNA を受け継ぐ「Xperia 1 VI」その実力に迫る

一眼カメラ「α™」の DNA を受け継ぐ「Xperia 1 VI」その実力に迫る

2024.11.13

一眼カメラ「α™」の DNA を受け継ぐ「Xperia 1 VI」その実力に迫る

デジタル一眼カメラ「α」シリーズの技術を搭載したソニーのスマホ「Xperia™」シリーズ。本記事では、フラッグシップ モデルである「Xperia 1 VI」のカメラ機能の進化について、モバイルマーケティング部門 エリアマーケティング部の池さんにお話を伺いました。

進化した「Xperia 1 VI」の魅力

―撮影時の使用感の向上を意識して開発されたのは、たとえばどういった部分ですか?

そうですね。Xperia ではこれまでも写真や動画の撮影技術に自信を持っていましたが、「Xperia 1 VI」ではさらに上を目指しました。カメラ性能の進化はもちろん、撮影時の「使用感」の向上にも力を入れています。

デジタル一眼カメラ「α」シリーズの開発を行う中で培ってきた技術を惜しみなく投入し、スマホでありながら、プロ用カメラのような満足感を味わえる製品になっています。

「撮りやすさ」を追求したデザイン

Xperia 1 VI の特徴を説明する担当者

―撮影時の使用感の向上を意識して開発されたのは、たとえばどういった部分ですか?

注目していただきたいのは、本体側面のスリットと、少し大きくなったシャッター ボタンです。まずは Xperia 1 VI の側面に入っているスリット。

Xperia 1 VI の側面

このスリットによって、縦方向に持ったときには指滑りが良く、通常のスマホ操作時にはボタンを探りやすくなっています。一方、横方向やひねる方向に持ったときには指がスリットにひっかかるため、スマホを横に構えて写真を撮影する際に安定感が出るというわけです。

―なるほど。スマホを横向きにしても、安定して撮影できるようになってるんですね。

そうなんです。Xperia シリーズのハイエンド モデルには、スマホを横向きに構えたときにも撮影しやすいように、側面に撮影用のシャッター ボタンが付いているのですが、こちらも前モデル「Xperia 1 V」より少しサイズが大きくなりました。

ボタンの幅が広くなったことにより、指の引っ掛かりが良くなり、スマホの画面を見ながらでもシャッター ボタンに触れやすくなっています。

―その他、デザイン面で前モデルから大きく変わった部分はありますか?

はい。Xperia 1 VI では、背面のカメラレンズ周辺の色味を、本体のカラーに合わせて設計しました。

Xperia 1 V(左)と Xperia 1 VI(右)を比較する様子

前モデルの Xperia 1 V(画像左)は、どの本体カラ―でもカメラのレンズ周りの色を黒色で統一していました。今回の Xperia 1 VI(画像右)では、レンズ周りの色を本体のカラーに合わせることで、デザインとしての統一感を高めました。

色味を統一したことで、専用ケースにスマホを入れても、レンズ周りの色で本体のカラーがわかるようになっています。

目指したのはプロフェッショナルな「使用感」

―Xperia 1 VI ではバッテリーの持続や放熱性なども向上したとのことですが、カメラにも影響はありますか。

はい。まず、カメラ機能を長時間利用した時の使用感がアップしました。

スマホを長時間使用していると、本体が熱くなってしまうことがありますよね? Xperia 1 VI では、快適に撮影できる時間を 1 秒でも長くしたいという思いから、本体の放熱性能を向上させました。また、バッテリーの持続時間も大幅に改善しています。

結果的に、長時間の動画もストレスなく撮影できるパフォーマンスを実現することに成功しました。

―Xperia 1 VI のカメラアプリの操作性には、どのような特徴がありますか?

Xperia 1 VI のカメラアプリには、一般向けの UI(ユーザー インターフェース)のほかに、デジタル一眼カメラ「α」シリーズの操作性や機能を再現したオリジナルの UI である「プロモード」も搭載しています。

Xperia 1 VI のカメラアプリの操作画面

一般的なスマホカメラでは、初心者でも扱いやすいシンプルな操作性と引き換えに、画面に表示される設定項目が限られていることが多いです。

一方、Xperia 1 VI では、シャッター スピード、ISO 感度、ホワイト バランス、ファイル保存形式などの細かい設定を、撮影時に調整することができます。これにより Xperia 1 VI は、スマホでありながら、まるで一眼カメラのような使用感を実現しています。

―本格的ですね!ちなみに、本格的なカメラを使ったことがない人でも使いこなせるのでしょうか。

もちろんです。一般的なスマホライクな撮影モードもあります。本格的な一眼カメラを使ったことがない方でも、直感的に操作できるはずです。

スマホで本格的な写真撮影を楽しみたい方のニーズに応えることはもちろん、普段「α」シリーズのカメラを使っている方にとっても馴染みのある操作画面になっているかと思います。

「α」シリーズで培った技術を搭載したカメラの性能

Xperia 1 VI の背面レンズ

―Xperia 1 VI のカメラ機能や性能について伺います。前モデルと比べて、どのような点が進化しましたか。

進化した部分はいくつかありますが、望遠光学ズームの更なる改良、そして新機能「テレマクロ」の搭載などが代表的ですね。

―望遠光学ズームとは、どのような機能なのでしょうか。一般的なスマホではデジタルズームを採用していることが多い印象があります。

Xperia 1 VI の望遠光学ズームは、スマホ本体に内蔵された光学ズームレンズが被写体を拡大することで、画質の劣化を抑えたまま撮影できるズーム機能のことです。

望遠光学ズーム 85 mm(左)と 170 mm を比較

©︎Ippei & Janine Photography

望遠光学ズーム 85 mm(左)と 170 mm を比較

一般的なスマホのデジタルズームは、撮影した画像の一部を切り取って拡大する仕組みですが、これだとどうしても画質が粗くなってしまうんですよね。

一方、Xperia 1 VI の望遠光学ズームは本体に内蔵されたレンズそのものを物理的に動かしてズームしています。これにより、解像度を維持したまま被写体を大きく写せるわけです。

―ズームで撮影しても画質がそのままなのは嬉しいですね!Xperia 1 VI では光学ズームレンズが 170 mm まで進化しているとのことですが、どのくらい拡大できるのか具体的に教えていただけますか。

Xperia 1 VI の光学ズームでは、3.5 倍から 7.1 倍までの拡大範囲をカバーしています。従来のスマホカメラでは撮るのが難しかった遠くの人物や風景が、より高画質な状態で撮影できるようになりました。

画質を維持したまま遠くにある被写体を写せるので、たとえば運動会で遠くを走っているお子様を拡大して撮影したいときや、テーマパークなどでショーの出演者の表情をズームして写したいときなどにも活躍するはずです。

加えて、瞳 AF(オート フォーカス)機能も備わっているので、簡単にピントの合ったポートレート写真を撮影できます。

―瞳 AF(オート フォーカス)機能についても伺いたいです。こちらはどのような機能なのでしょうか。

瞳 AF は、被写体の瞳をカメラが自動で検出するピント調節機能です。Xperia 1 VI では、1 秒間に最大 60 回カメラが被写体の瞳の位置を検出するため、常にピントの合ったポートレート写真を撮影できます。

こちらもソニーのデジタル一眼カメラ「α」シリーズで培った技術を取り入れたものですね。

―被写体の顔に自動でピントを合わせてくれるのは嬉しいですね!これは人間の瞳だけを検出するのでしょうか。

いいえ、Xperia 1 VI の瞳 AF では、動物の瞳の自動認識も可能です。犬や猫などの撮影にも適していて、ペットの可愛らしい表情を捉えるのも得意ですよ。

ちなみに、被写体がサングラスをかけていても、顔の情報から瞳の位置を推測してピントを合わせてくれるんです。

肉眼の限界を超えた「テレマクロ」な世界

―もう一つ挙げられていた、Xperia 1 VI の注目の新機能「テレマクロ」について詳しく教えてください。

Xperia 1 VI の「テレマクロ」は、先ほど紹介した光学ズーム機能とマクロ撮影(※注:マクロレンズを使って小さな被写体を拡大して撮影する方法)を組み合わせることで、これまでにない接写撮影を可能にしたカメラ機能です。Xperia 1 VI のテレマクロで撮影した花びらの写真

©︎Takashi Namiki

Xperia 1 VI のテレマクロで花びらを撮影

たとえば花を撮影した場合、花びらの上の水滴や模様を、肉眼以上に大きく、くっきりと映し出すことができます。

Xperia 1 VI のテレマクロでは、本体に搭載された望遠レンズを使用し、最短 4 cmの距離まで近づいてマクロ撮影を行います。一般的な広角レンズではなく望遠レンズを使うことによって、被写体をより大きく高解像度で撮影できるのです。

Xperia 1 VI のテレマクロは、被写体にただ接近するだけでなく、解像度を維持したまま拡大できる能力を備えています。

―すごい機能ですね。せっかくなので、今ここで試してみてもいいですか?

もちろんです。試しに、このメッシュの布製ポーチをテレマクロで撮影してみましょうか。

広角カメラで撮影した布ポーチの写真

広角カメラでメッシュの布ポーチを撮影

Xperia 1 VI のテレマクロで撮影した布ポーチの拡大写真Xperia 1 VI のテレマクロでメッシュの布ポーチを撮影

―すごい!布の繊維までハッキリ見える!これは肉眼じゃ見られない世界ですね!

そうですね(笑)。このような写真を一眼カメラで撮るとなると、専用の望遠レンズが必要になります。

しかし、Xperia 1 VI では先ほど紹介した最大 7.1 倍の望遠ズームレンズをカメラ内部で調整することで近接撮影を可能にしているので、スマホ 1 台でこのようなマクロな世界が撮影できるんです。

―スマホだけでこのレベルの写真が撮れるのは本当にすごいですね!感動しました。

ありがとうございます!お料理や食材の撮影にも使えますよ。たとえばステーキの写真をテレマクロで撮った場合、お肉の表面の質感をそのまま記録できるので、よりシズル感のある魅力的な写真表現が可能になります。

―使い道は無限にありそうですね。女性が化粧品の仕上がり具合を記録したいときなんかにも役立ちそう(笑)。

おっしゃる通り、お肌のきめ細やかさもそのまま記録できますよ。

先ほど、お花の撮影について触れましたが、たとえばお花を被写体にした場合に、それが生花か造花かを判断することも可能です。本物そっくりに造られた造花は、写真だと生花との見分けが難しいですよね。テレマクロなら、花びらの細かい布の繊維までスマホの写真で表現できるため、簡単に見分けられます。

自動で Vlog 作品が作れる動画編集アプリ

―Xperia 1 VI にはオリジナルの動画編集アプリが搭載されていると伺いました。こちらについても詳しく教えていただけますか。

はい。Xperia 1 VI には、私たちが独自に開発した「Video Creator」という動画編集アプリを搭載しています。こちらは Xperia で撮影した高画質な動画素材を最大限に活かしつつ、撮影後の編集をより簡単にしたいというユーザー様の声に応えるため、「世界で一番簡単な動画編集アプリ」を目指して開発しました。

Video Creator の最大の特徴は、その圧倒的な「使いやすさ」にあります。スマホで撮影した写真や動画素材を選び、クリップの長さ(15 秒、30 秒など)を設定するだけで、音楽に合わせたショート動画を作成してくれるのです。

高度な動画編集スキルがない人でも、Video Creator を使えば簡単に高品質な Vlog 作品を作れるというわけです。

カメラ好きにこそ知ってほしい「Xperia 1 VI」の実力

Xperia 1 VI のカメラ性能を PR する担当者

―カメラや動画の撮影に詳しくない私でも、いい作品が撮れそうな気がします。最後に、Xperia 1 VI のカメラ性能に期待しているユーザーに向けてメッセージをお聞かせください。

一眼カメラの「α」シリーズから受け継いだプロフェッショナルなカメラ性能と、誰でも簡単に扱えるスマホカメラならではの手軽さと利便性。一見真逆に思える 2 つの特徴を両立させた Xperia 1 VI は、カメラ好きなユーザー様のニーズに応える操作性を提供しつつ、カメラ初心者の方でも手軽に魅力的な作品が撮れる製品に仕上がっています。

実際にカメラ機能を試してみれば、必ず Xperia 1 VI の実力に感動していただけるはず。ぜひ一度お手に取って、Xperia 1 VI の技術を体感してみてください。



【取材協力】

池 荘八(いけ そうはち): ソニー株式会社 Global Sales & Marketing モバイル マーケティング部門 エリア マーケティング部

iPhone から Android への移行が

これまで以上に簡単に。



現在、日本国内のマーケティング全体戦略を担当する池さんに、Xperia 1 VI のカメラの特徴やこだわりなどを伺いました。フラッグシップの Xperia 1 シリーズをはじめ、Xperia 10 シリーズ、Xperia 5 シリーズなどが気になったら、Xperia 公式サイトをチェックしてみてください。



※本記事で紹介した内容は、取材当時(2024 年 8 月)のものです。

▼SONY インタビュー連載|全 3 回

参考:

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