バッテリーを内蔵したスマホが多い
以前のスマホは、バッテリーを取り外せる機種も多くありました。しかし、近年のスマホは本体にバッテリーが内蔵されており、自由に取り外せない機種がほとんどです。そのため「バッテリーの消耗が激しくなったので自分で交換する」「バッテリーだけを買ってきて自分で入れ替える」といったことがしにくくなっています。
とはいえ、バッテリーが本体に内蔵されたことで、バッテリーのみを収納するスペースや蓋、バッテリー本体を安全に取り扱うためのコーティングなどが最小限におさえられ、その分大きなバッテリーをスマホに設置できるようになりました。
スマホの内蔵バッテリーは自身で交換しない
スマホのバッテリーを交換する方法は、スマホの構造によって異なります。バッテリーが取り外し可能な機種は、純正のバッテリーを購入して交換しましょう。一方、バッテリーがスマホに内蔵されている機種の場合は、自らバッテリー交換をすることはやめましょう。
スマホに内蔵されているバッテリーは、ご自身で取り外しができない構造となっております。バッテリー交換をしたいときは、利用しているスマホのメーカーやキャリアショップに問い合わせてください。ご自身の判断で、無理にスマホ本体を分解するようなことは絶対に避けましょう。故障の原因にもなりますし、その後、メーカーやキャリアなど公式での修理を請け負ってもらうことができなくなる可能性もあります。バッテリー交換の際は、各メーカーやキャリアにて必ずご相談ください。
スマホの内蔵バッテリーの消耗をおさえる方法
充電が減るスピードが速くなったり、満充電できなくなったりするなど、スマホを長く使っているとどうしてもバッテリーは消耗します。しかし、使い方によってはバッテリーの消耗をおさえることができますので、以下の方法を試してみましょう。
※ Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
- 画面の明るさを下げる
- ダークモードを使う
- ライブ壁紙を使っている場合はオフにする
- スマホを使っていないときは画面がすぐにオフになるように設定する
- バック グラウンドでの使用を制限できるアプリであれば、その機能をオンにする
- Bluetooth や Wi-Fi、位置情報機能などを使わないときはオフにする
- アプリの通知は、通知レベルを変更して受信数を少なくする
- バッテリー消費量の大きいアプリを確認して、バッテリーの使用設定を変更してみる
- バッテリーの状態を最適化する
ここでは 1 つの例として、Google Pixel でバッテリー状態の最適化について見ていきましょう。
※ここに示すバッテリーの最適化機能を利用できるのは、Android 11 以降です。
Google Pixel には、バッテリーの状態を最適化するための[バッテリーの状態を最適化]という機能があります。これにより、以下のような状況になったとき、自動的にスマホの充電が約 80 % に制限されます。
- 電池の消耗が激しい状態で充電が継続されている状態
- 4 日以上連続で充電されている状態
機能がオンになっているときは、[常に表示状態のディスプレイ] および設定アプリの [バッテリー] に、[バッテリーの状態を最適化] という通知が表示されます。また、この機能は一時的な機能で、上記のような状態でなくなったときに自動的にオフになります。
100% まで充電したい場合は、以下の手順で最適化の機能の使用を停止しましょう。
- スマホを充電器や Pixel Stand から外します
- スマホを再起動する、あるいは 10 分程度待ちます
- 機能がオフになると[バッテリーの状態を最適化] という通知が消えます
これで、スマホを 100% まで充電できます。
※ただし、スマホが前述のような状況になった場合は、機能が自動的にオンになります。
その他、バッテリーの消耗を抑える詳しい方法については、こちらをご覧ください。
スマホの内蔵バッテリーは普段から消耗をおさえるようにしよう
新しいスマホのほとんどは内蔵バッテリーを搭載しているため、自分でバッテリーを交換することが難しくなっています。しかし、長い間スマホを使っているとバッテリーが消耗してしまうのは避けられません。バッテリー交換が必要になった場合には、メーカーやキャリアへ問い合わせましょう。また、バッテリーを長持ちさせるためにも、普段からバッテリーの消耗をおさえる方法を試してみるのもおすすめです。
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