セーフサーチとは
Google 検索のセーフサーチは、検索結果から露骨な表現を含むコンテンツを除外する機能です。露骨な表現とは暴力などを含む不適切な画像や動画、テキストを指します。
セーフサーチの設定をオンにすると、これらの画像や動画を含むウェブサイトのほか、そうしたコンテンツに誘導するリンクや広告を掲載しているウェブページが検索結果に表示されにくくなります。お子様が使用するスマホのセーフサーチをオンにしておけば安心でしょう。
なお、セーフサーチは、Google の検索結果に対してのみ機能します。Google 以外の検索エンジン経由または直接アクセスしたウェブサイトにおいては、不適切なコンテンツはブロックされません。
セーフサーチの設定方法
ここからは、スマホで Google 検索のセーフサーチを設定する方法を紹介します。セーフサーチは、Google アプリ、Google Chrome などのブラウザアプリ、ファミリー リンクの 3 つの方法で設定できます。ご自身の環境や用途に応じて選ぶとよいでしょう。
セーフサーチには次の 3 つの選択肢があり、任意の設定を選べます。スマホのユーザーが 18 歳未満である可能性が Google のシステムで検出された場合は [フィルタ] がデフォルト設定です。
- [フィルタ] : 検出された露骨な表現を含むコンテンツをブロックします
- [ぼかし] : 露骨な表現を含む画像にぼかしが入りますが、テキストやリンクに関しては、検索語句に関連すれば表示されることもあります
- [オフ] : 不適切なコンテンツを含め、関連する検索結果をすべて表示します
なお、セーフサーチの設定情報は Google アカウントに保存されます。お子様にセーフサーチを利用させたい場合はファミリーリンクかお子様のスマホで、お子様の Google アカウントにセーフサーチの設定を保存してください。また、スマホを利用する際は、Google アカウントにログインした状態で利用するようお子様に指導してください。
Google アプリ
Google アプリからセーフサーチをオンにする手順は以下のとおりです。
- スマホで Google アプリを開きます
- 画面右上にあるプロフィール写真またはイニシャルをタップします
- [設定] をタップします
- [セーフサーチ] をタップします
- 現在の設定が表示されます。変更する場合は任意の選択肢をタップします
Google Chrome アプリ
Google Chrome アプリを使ってセーフサーチをオンにする手順は以下のとおりです。
- セーフサーチの設定画面に移動します
- 現在の設定が表示されます。変更する場合は任意の選択肢をタップします
また、Google Chrome アプリで「セーフサーチ」を検索した画面から、セーフサーチの設定画面に移動することもできます。
ファミリー リンク
ファミリー リンクは、保護者のスマホからお子様のスマホの利用時間やアプリを管理できる機能です。ファミリー リンクからも、お子様のスマホにセーフサーチを設定できます。ファミリー リンクでセーフサーチを設定する場合は、ファミリー リンクの利用を始めるを参考に、保護者とお子様の Google アカウントの連携を行いましょう。
すでにファミリー リンクで 13 歳未満のお子様のスマホを管理している場合、お子様のスマホのセーフサーチはデフォルトで [フィルタ] に設定されています。設定を変更できるのは保護者のみです。セーフサーチの設定は、以下の手順で確認しましょう。
【ファミリー リンク アプリで設定を確認する手順】
- 保護者のスマホでファミリー リンク アプリを開きます
- 左上のメニューアイコン(≡)をタップします
- セーフサーチを設定するお子様を選択します
- [管理] をタップします
- [コンテンツの制限] をタップします
- [Google 検索] をタップすると設定を確認できます
【ウェブブラウザから設定する手順】
- 保護者のスマホで g.co/YourFamily にアクセスします
- 「ファミリー グループのメンバー」からセーフサーチを設定するお子様を選択します
- [ファミリー リンクに移動] をタップします
- [コンテンツの制限] をタップします
- [Google 検索] をタップすると設定を確認できます
なお、お子様が Google アカウントにログインせずに Google 検索を使用すると、セーフサーチが適用されません。お子様がスマホを使用する際に Google アカウントにログインしていることも、あわせて確認しましょう。
また、ファミリー リンクを使うと Google Chrome や YouTube などのアプリで閲覧できるコンテンツを管理することもできます。
セーフサーチの利用で困ったときの対処法
セーフサーチのオンとオフが切り替えられないなど、困ったときの対処法を紹介します。
セーフサーチをオンまたはオフにできない
セーフサーチの設定がロックされている場合、ご自身で設定を変更できません。ロックされているかどうかを確認するには、Google アカウントにログインしたうえで、google.com/safesearch にアクセスしてください。設定がロックされている場合は、右上に鍵アイコンが表示され、その下に設定がどのように管理されているかが示されます。
設定がロックされている理由には、次のようなものがあります。
- 使用しているデバイスやネットワークでセーフサーチがロックされている
- 保護者によってセーフサーチが設定されている
- 学校または組織によってセーフサーチが設定されている
- ブラウザに適用される安全性設定によってセーフサーチが設定されている
詳しくは、ヘルプセンターのセーフサーチに関する問題を解決するを参照してください。
セーフサーチをオンにしても不適切なコンテンツが表示される
先ほど述べたように、セーフサーチの設定情報は Google アカウントに保存されます。セーフサーチがオンになっているはずなのに不適切なコンテンツが表示される場合は、セーフサーチをオンにした Google アカウントでログインしているか確認してください。
また、一部の学術的に価値の高いコンテンツも露骨な表現を含んでいることがあり、セーフサーチをオンにしても、そうしたコンテンツが検索結果に表示される可能性があります。
セーフサーチをオンにしているにもかかわらず不適切なサイトや画像が表示される場合は、以下の方法でGoogle に報告できます。
【サイトを報告する】
露骨な表現を含むウェブサイトは不適切なコンテンツの報告から報告できます。URL を入力して、[コンテンツを報告] をタップしてください。
【画像を報告する】
Google 画像検索で、露骨な表現を含む画像が表示された際は、次の手順で報告してください。
- 画像の検索結果ページで、報告する画像をタップします
- 右上のその他アイコン(︙)をタップします
- [フィードバックを送信] をタップします
- 画面の案内に従って、画像を報告します
【広告を報告する】
検索結果に露骨な表現を含む広告が表示される場合は、広告またはショッピング リスティングを報告するから画面の案内に沿って入力してください。
セーフサーチを活用し、安心してインターネットを利用しよう
Google のセーフサーチを使えば、インターネットの検索結果に露骨な表現を含む不適切なコンテンツが表示されにくくなります。お子様に持たせるスマホなどで活用すると安心でしょう。セーフサーチをオンにしているにもかかわらず不適切なコンテンツが表示される場合は、ログインしている Google アカウントの設定を確認してみましょう。設定が正しいのに表示される場合は、適宜 Google に報告してください。より安全にインターネットを利用するために、セーフサーチを活用しましょう。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2024 年 1 月時点に Google Pixel 8(Android 14)で検証しました。