月額利用料なしで利用できる「+メッセージ」とは? SMS との違いや機能について解説
月額利用料なしで利用できる「+メッセージ」とは? SMS との違いや機能について解説

月額利用料なしで利用できる「+メッセージ」とは? SMS との違いや機能について解説

2023.05.12

月額利用料なしで利用できる「+メッセージ」とは? SMS との違いや機能について解説

スマホの電話番号を利用する SMS は、手軽にメッセージを送れる便利なサービスです。一方で「文字数が足りない」「画像が添付できない」など使いづらさを感じることはありませんか。そのような悩みを持つ方には、「+メッセージ」アプリが便利です。Android スマホに登録された電話番号を使って長文や画像付きのメッセージが送れるため、電話番号同士でのやりとりがよりスムーズになるでしょう。本記事では、+メッセージの基本的な特徴や通信料金、SMS との違いなどについて解説します。

+メッセージの特徴

+メッセージは、大手携帯通信会社 3 社(ドコモ、au、ソフトバンク)が共同で提供する RCS を利用したメッセージアプリです。RCS とは、Rich Communication Service(リッチ コミュニケーション サービス)の略称で、SMS や MMS に続く、携帯電話でメッセージを送受信する際の標準規格の1つです。これまでより進化して高機能なやり取りができるメッセージサービスとなりました。

+メッセージは、月額利用料無料 ※1 でサービスを利用できます。メッセージの送受信にかかる費用は、データ(パケット)通信料のみとなっており、利用料金や 1 通あたりのメッセージ送信料は発生しません。

+メッセージでメッセージを送受信する際には、大手携帯通信会社や一部を除く MVNO(仮想移動体通信事業者)と契約している携帯電話番号を使います。大手携帯通信会社やその回線を使用している MVNO と契約しているユーザー同士であれば、電話帳に登録されている電話番号からすぐにアプリでメッセージのやりとりが可能です。

携帯電話番号を知っている相手と、アプリ経由で写真やスタンプなどを使ったメッセージのやりとりを楽しみたいときに、+メッセージは役立つでしょう。

※1 送信相手が+メッセージに対応していない携帯通信会社と契約している場合や、アプリをダウンロードしていないなどの理由で+メッセージを使えない場合、メッセージは SMS 形式で送信されます。その場合、SMS の送信料がかかります。

+メッセージの特徴

SMS や MMS との違い

大手携帯通信会社が提供していることから、SMS や MMS と似た機能を持つ+メッセージですが、それぞれ異なるメッセージ サービスです。+メッセージと、従来の SMS や MMS との違いについて解説します。

SMS や MMS との違い

SMS との違い

+メッセージと SMS(ショート メッセージ サービス)は、どちらもスマホに登録した携帯電話番号を使って、相手にメッセージを送信できるコミュニケーション アプリです。しかし、SMS と+メッセージとでは、利用料金や送信できる内容が異なります。

簡単なテキストでメッセージのやりとりができる SMS では、携帯通信会社との契約プランによってメッセージを送信するたびに 1 通あたり 3 円〜33 円程度の請求が発生する場合があります。また、SMS は送信できるメッセージに全角 670 文字までの文字数制限があり、長めの文章は送信できません。

一方、+メッセージのメッセージ機能では、最大で全角 2,730 文字までのテキストを送受信できます。他にも、写真や動画、スタンプを送信したり、企業や災害対策情報を発信する公式アカウントとつながったりできるところも、+メッセージの特徴といえるでしょう。

MMS との違い

MMS(マルチメディア メッセージング サービス)とは、携帯通信会社が提供するキャリア メールアドレスや電話番号を使ってチャット形式でやりとりできる、コミュニケーションアプリのことです。データ(パケット)通信量のみで使用できる点や、長文テキストや画像などを送信できる点など、+メッセージと共通している部分も多くあります。

MMS と+メッセージの大きな違いは、メッセージの送信方法です。MMS では一部の例外を除き、メッセージを送受信する際に、契約した通信会社から提供されるキャリアメールアドレスが必要になります。ただし、MMS に対応していない大手携帯通信会社もあるため、メールアドレスを知っていれば誰にでも送信できるわけではありません。

一方+メッセージは、メールアドレスを知らない相手でも、携帯電話番号を知っていれば、アプリを経由してすぐにメッセージの送受信ができます。

+メッセージを使ってできること

+メッセージにはテキスト メッセージを送信できる以外にも、さまざまな便利機能が備わっています。ここからは、+メッセージを使ってできることについて紹介します。

+メッセージを使ってできること

画像や動画データの添付

+メッセージでは、画像や動画などのデータを添付したメッセージを、電話番号だけで送信できます。さらに、スマホで自分の声を録音した音声メッセージや、現在地などの位置情報、PDF のようなデータファイルの送受信も可能です。

添付できるファイルの種類が豊富なので、プライベートでのやりとりはもちろん、仕事相手への連絡ツールとしてなど、幅広いシーンで役立つでしょう。

スタンプを送信

多彩なオリジナル スタンプを送信できるのも、+メッセージの特徴といえるでしょう。スタンプとは、トーク画面に挿入してチャットで送るイラストなどの画像のことです。通常の絵文字よりも大きく表示されるため、喜びや驚きなどの感情を相手に伝えたいときに活用できます。

無料でダウンロードできる+メッセージのスタンプは 1,000 種類以上あり、アニメーションや人気キャラクターなどデザインも豊富です。家族や友人とのやりとりで使えば、コミュニケーションがより楽しくなるでしょう。

相手の閲覧状況がわかる

送信したメッセージを相手が読んでいるかどうか、気になったことはありませんか。+メッセージには、相手がメッセージを閲覧したかどうかがわかる既読機能があります。相手がメッセージを開封すると、自分のメッセージ画面に青いダブルチェック アイコンが表示されて、閲覧状況がひと目でわかります。

既読機能は、設定でオンとオフを切り替えることも可能です。

グループチャットができる

家族や友人と、複数名でメッセージのやりとりをしたいときにも+メッセージは便利です。グループを作ることで、3 人以上のメンバーと同時にコミュニケーションが楽しめます。

一つのグループにつき、ご自身を含む最大 100 人まで登録できるため、ビジネスツールや、所属するコミュニティ内での情報伝達ツールとしても活用できるでしょう。

+メッセージを使って電話番号でのメッセージを楽しもう

+メッセージはテキストだけではなく、動画や画像、音声などのデータを添付したメッセージを送信したいときに活用できるアプリです。スタンプ機能もあるため、「おはよう」や「おやすみ」などの挨拶はもちろん、テキストだけでは伝わらない気持ちを表現したいときに役立つはずです。+メッセージを使えば、電話番号を使ったメッセージのやりとりがより円滑になるでしょう。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事で紹介した内容は、執筆時( 2023 年 2 月)のものです。

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