顔文字にはどんな種類がある? 知っておこう顔文字の種類
顔文字は大別すると、3 タイプあります。
- アスキーアート
- 絵文字
- スタンプ
文字や記号を組み合わせて表情をつくる「アスキーアート」、カラフルな絵を使った「絵文字」、アプリによって種類が異なる「スタンプ」です。得意な表現があったり、日常生活や仕事で使いやすかったりと、それぞれに特徴があります。
ここからは、3 タイプの絵文字について詳しく紹介していきます。
アスキーアート
アスキーアートとは、文字や記号などを組み合わせて顔や絵に見立てたものです。AA とも略されます。アスキーアートには、記号を並べて絵を表現するものや、半角全角の記号を組み合わせて表情を表現するものもあります。
スマホで日常的に使われる定番のアスキーアートは一行の顔文字が多く、以下のようなものが挙げられます。
【定番のアスキーアート例】
- (゜∀゜)
- (・∀・)イイ!!
- ヽ(`Д´)ノウワァァァン
- \(ー;)オイオイ
その他、多くの表情や感情を表すアスキーアートがあります。
また、2021年の顔文字としては、以下のようなアスキーアートがトレンド入りしています。
- ( •᷄ὤ•᷅ )
- ( ˶ー̀֊ー́ )੭”
- (੭ ᐕ))?
アスキーアートも、時代とともに多様に変化しているのです。
絵文字
絵文字とは、一文字分の文字として扱われる「絵」のことです。さまざまな表情で感情や状況を伝えることができます。
【定番の絵文字の例】
- 笑顔
- 泣き顔
- 嬉し泣き
- 舌を出した表情
その他、多様な表現が可能です。
また、時代を反映して、人物の絵文字では多様な性別や肌の色を選べるようになりました。絵文字を長押しすることで、それらの選択肢が表示され選ぶことができます。
スタンプ、ステッカー
スタンプとステッカーは、ほぼ同等のものとして認識されています。具体的には、規定サイズのイラストをメッセージとして送れるものです。静止画イラストだけではなく、動くアニメーション スタンプや、音声が埋め込まれたものもあります。
【定番のスタンプ、ステッカーの例】
スタンプやステッカーにはさまざまなものがあります。
- 有名人や芸能人の公式キャラクター
- アニメの公式キャラクター
- メッセージアプリごとの公式キャラクター
- オリジナルキャラクター
人気の有名人やアニメなどがスタンプやステッカーとなり、流行によって変化しています。
実際に顔文字を入力してみよう
顔文字の入力にはいくつかの方法があります。ここでは Android スマホに最初から備わっているキーボード アプリの Gboard を使って顔文字を入力する方法を解説します。
記号ボタンで入力する
文章を入力するアプリを開いたら、入力欄をタップしてキーボードを表示します。キーボードの左下にある絵文字アイコン(笑顔マーク)をタップすると絵文字キーボードが表示されるので、絵文字を入力します。設定によっては、さらにキーボード下の絵文字アイコン(笑顔マーク)をタップする必要があります。
キーボードの下にある丸いスマイルマークが絵文字です。四角いシールのようなマークはステッカー、その横の「 :-) 」をタップすると顔文字を表示できます。なお、「 :-) 」は海外の顔文字で、日本の顔文字と違って 90 度傾いていますが、これも笑顔を表しています。
絵文字キーボードの上には絵文字の履歴やカテゴリを選択するアイコンがあるので、膨大な絵文字の中からよく使う絵文字や、使いたい絵文字を素早く見つけることができて便利です。その近くには絵文字の検索欄があるので、適当な語句を入力して必要な絵文字を検索することもできます。
文字変換で入力する
通常の日本語入力キーボードの文字変換機能で顔文字を入力することもできます。「うれしい」「いかり(怒り)」「なく(泣く)」などの感情を表す語句を入力すると、変換候補にそれらに合った顔文字や絵文字が表示されます。また、「ねこ」「くま」などの動物であっても、それに対応した絵文字や、それを表した顔文字があれば変換候補に出てきます。「くるま」「ほてる」などの物や「だんす」「はくしゅ」などの動きを表す言葉でも絵文字の候補が出てくることがあります。さらには、「かおもじ」「えもじ」と入力しても変換候補に表示されるので、キーボードの切り替えが面倒なら、この方法で入力するのもいいかもしれません。
よく使いたい顔文字を辞書登録する
顔文字を入力する方法はいくつかありますが、文字変換や一覧からの選択は、数が多すぎて見つけるのが大変です。よく使う顔文字は辞書登録をしておくと、すぐに入力できて便利です。ここでは顔文字を辞書登録する手順を解説します。
- 文字入力画面を開き、入力欄をタップしてキーボードを表示
- キーボード上部の設定アイコン(歯車マーク)をタップして設定画面を表示
- [単語リスト] を選択。
- もう一度 [単語リスト] をタップ
- [日本語] を選択
- 右上の追加アイコン(+)をタップ
- [単語を入力します] 欄に、よく使う顔文字や絵文字を入力
- [よみを入力します] 欄に、その顔文字を変換するためのよみをひらがなで入力以上で登録は完了です。これで、「よみ」に登録したひらがなを入力すると、変換候補に登録した顔文字や絵文字が表示されます。
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顔文字を使う際の注意点
顔文字を使うことで、文字だけでは伝わりにくい感情も伝えることができます。無味乾燥な文章にも親しみやすさが出てきます。しかし、顔文字を使う際にはいくつか気をつけたいこともあります。ここでは顔文字を使う際の注意点を紹介します。
使い過ぎに気を付ける
顔文字を使うことで文章の印象は柔らかくなり、絵文字を使えばカラフルで華やかになります。しかし、過剰に使いすぎると文章が読みにくくなってしまうでしょう。「使い過ぎ」の基準があるわけではありませんが、一つの文章にいくつも使うようなことは控え、読みやすさを考えた適度な使用を心がけましょう。
相手との関係性や状況を考える
顔文字を使うことで親しみやすさは出ますが、相手や状況によっては控えるか、全く使わない文章にした方がよい場合もあります。最近ではビジネスの相手であっても適度な顔文字の使用は許容されている傾向にありますが、硬い文章が必要とされる場面では使わない方がよいでしょう。また、真剣に謝るべきときに顔文字を使ってしまうと、相手に反省していないと思われてしまうかもしれません。顔文字は人間関係を円滑にする助けになりますが、使ってもよい場面かどうかを考えるようにしましょう。
機種によっては文字化けすることもある
文字化けとは、本来意図した文字や記号ではない文字や記号が表示される現象のことをいいます。新機種のスマホ同士ならば、あまりそういうことは起こりませんが、相手の機種が古い場合や、パソコンで開く場合には、顔文字や絵文字によっては文字化けすることがあります。相手がパソコンで開くことがわかっているのなら、絵文字や特殊な記号が使われた顔文字の使用は控えたほうがよいでしょう。
ビジネスシーンでの絵文字の使用も
前述したように、今ではビジネスシーンでも絵文字の使用は絶対に NG というわけではありません。仕事関係の文章はどうしても硬い印象になりやすく、相手に対する気遣いが伝わりにくいものです。顔文字をうまく使えば、相手にやわらかくメッセージを伝えることができます。使い過ぎはよくありませんが、1 個か 2 個、シンプルな顔文字や絵文字を添えてもよいでしょう。
英語圏では日本では見慣れない顔文字が使われている
海外でも顔文字は使われています。しかし、この前で紹介したように、海外の顔文字は日本のものと違い 90 度傾いています。「 :-) 」で笑顔、「 ×D 」で目をぎゅっと閉じて口をあけて笑っている顔、「 : ( 」で悲しい顔、といった具合です。ただし、海外でも日本式の顔文字は認知されています。絵文字もそのまま「emoji」と呼ばれて浸透しているので、こちらから送る際は、日本人に送るときと同じように送っても大丈夫でしょう。
顔文字を使ってハッピーなメッセージを送ろう
顔文字はスマホでのメッセージのやりとりでは必須といえるほどに浸透しています。顔文字や絵文字を使いこなせば、日常生活や仕事でコミュニケーションを円滑にすすめやすくなるはずです。本記事で紹介した入力方法で、いろいろな顔文字を使って楽しくメッセージのやりとりをしましょう。
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