顔文字にはどんな種類がある? 知っておこう顔文字の種類
顔文字は大別すると、3 タイプあります。
- 絵文字
- アスキーアート
- スタンプ
カラフルな絵を使った「絵文字」、文字や記号を組み合わせて表情をつくる「アスキーアート」、アプリによって種類が異なる「スタンプ」です。得意な表現があったり、日常生活や仕事で使いやすかったりと、それぞれに特徴があります。
ここからは、3 タイプの絵文字について詳しく紹介していきます。
絵文字
絵文字とは、文字として扱われる「絵」のことです。さまざまな表情で感情や状況を伝えることができます。
【絵文字の例】
- 笑顔 😀
- 泣き顔 😭
- 嬉し泣き 😂
- 舌を出した表情 😛
※絵文字はデバイスや環境によって見え方が異なる場合があります。
その他、多様な表現が可能です。
また、時代を反映して、人物の絵文字では多様な性別や肌の色を選べるようになりました。絵文字を長押しすると、それらの選択肢が表示され選ぶことができます。
アスキーアート
アスキーアートとは、文字や記号などを組み合わせて顔や絵に見立てたものです。AA とも略されます。アスキーアートには、記号を並べて絵を表現するものや、半角全角の記号を組み合わせて表情を表現するものもあります。
スマホで日常的に使われる定番のアスキーアートは一行の顔文字が多く、以下のようなものが挙げられます。
【定番のアスキーアート例】
- (゜∀゜)
- (・∀・)イイ!!
- ヽ(`Д´)ノウワァァァン
- \(ー;)オイオイ
その他、多くの表情や感情を表すアスキーアートがあります。
スタンプ、ステッカー
スタンプとステッカーは、ほぼ同等のものとして認識されています。具体的には、規定サイズのイラストをメッセージとして送れるものです。静止画イラストだけではなく、動くアニメーション スタンプや、音声が埋め込まれたもの、GIF などがあります。
【スタンプ、ステッカーの例】
スタンプやステッカーは、画像なので以下のようにさまざまな種類があります。
- 有名人や芸能人の公式キャラクター
- アニメの公式キャラクター
- メッセージ アプリごとの公式キャラクター
- オリジナル キャラクター
人気の有名人やアニメなどがスタンプやステッカーとなり、流行によって変化しています。
「絵文字ミックス」で絵文字から自分好みのステッカーを作る
Gboard では、「絵文字ミックス」で選択した 2 種類の絵文字を組み合わせられます。作成した絵文字はステッカーとして送ることができます。2 種類の絵文字を組み合わせることで、見た目のインパクトもあり、感情やニュアンスをより伝わりやすく表現できるでしょう。
絵文字ミックスは、絵文字ステッカーがオンの状態で使用できます。絵文字ステッカーのオン / オフは、Gboard の設定から [絵文字、ステッカー、GIF] → [絵文字ステッカー] で変更できます。
※ 2 種類の絵文字の組み合わせパターンによっては、作成できないものもあります。
顔文字・絵文字を入力してみよう
顔文字の入力にはいくつかの方法があります。ここでは Google Pixel をはじめとする多くの Android スマホに最初から備わっているキーボード アプリの Gboard を使って顔文字を入力する方法を紹介します。
※Gboard アプリは、Google Play ストアからダウンロードすることができます。
記号ボタンで入力する
記号ボタンで顔文字を入力する手順は以下のとおりです。
- 文章を入力するアプリを開き、入力する場所をタップしてキーボードを表示します
- キーボードの左下にある絵文字アイコン
をタップします
- 入力したい顔文字を選択します
キーボード下にあるアイコンから、顔文字の種類を選択できます。
①絵文字キーボード: 絵文字を選択する
②Bitmoji キーボード: Bitmoji を選択する
③ステッカー キーボード: ステッカーを選択する
④GIF キーボード: GIF を選択する
⑤顔文字キーボード: 顔文字を選択する
なお、「 :-) 」は海外の顔文字で、日本と違って 90 度傾いていますが、これも笑顔を表しています。
Bitmoji※1 はご自身に似たアバターを使ってオリジナルの絵文字が作成できるアプリです。Gboard と連携すると、作成した絵文字をステッカーとして使うことができます。詳細は、Bitmoji とは? メッセージや SNS でも使えるオリジナル絵文字作成アプリの使い方を紹介をご覧ください。
使用した顔文字の履歴はカテゴリごとに確認できるので、膨大な顔文字の中からよく使う顔文字や、使いたい顔文字を素早く見つけられます。絵文字の検索バーもあるので、適当な語句を入力して必要な顔文字を探すこともできます。
文字変換で入力する
通常の日本語入力キーボードの文字変換機能で顔文字を入力することもできます。「うれしい」「いかり(怒り)」「なく(泣く)」などの感情を表す語句を入力すると、変換候補にそれらに合った顔文字や絵文字が表示されます。
また、「ねこ」「くま」などの動物であっても、それに対応した絵文字や、それを表した顔文字があれば変換候補に出てきます。「くるま」「ほてる」など身の回りの物や「だんす」「はくしゅ」など動きを表す言葉でも絵文字の候補が出てくることがあります。
さらには、「かおもじ」「えもじ」と入力しても変換候補に表示されるので、キーボードの切り替えが面倒なら、この方法で入力するのもよいかもしれません。
よく使いたい顔文字を辞書登録する
顔文字を入力する方法はいくつかありますが、文字変換や一覧からの選択は、数が多すぎて見つけるのが大変です。よく使う顔文字は辞書登録をしておくと、すぐに入力できて便利です。ここでは顔文字を辞書登録する手順を解説します。
- 文章を入力するアプリを開き、入力する場所をタップしてキーボードを表示します
- キーボード上部の設定アイコン
をタップします(表示されない場合は [機能を開く] メニューをタップして [設定] をタップします)
- [単語リスト] を選択します
- もう一度 [単語リスト] をタップします
- 単語を登録したい言語を選択します
- 画面右上の追加ボタン [+] をタップします
- [単語を入力します] をタップして、よく使う顔文字や絵文字を入力します
- [よみを入力します] をタップして、その顔文字を変換するためのよみをひらがなで入力します
- 画面左上の戻るアイコン
をタップします
辞書登録後は「よみ」に登録したひらがなを入力すると、辞書登録した顔文字や絵文字が変換候補に表示されます。
顔文字を使う際の注意点
顔文字を使うことで、文字だけでは伝わりにくい感情も伝えることができ、素っ気ない文章にも親しみやすさが感じられるでしょう。しかし、顔文字を使う際には気をつけたいこともあります。ここでは顔文字を使う際の注意点を紹介します。
機種によっては文字化けすることもある
文字化けとは、意図した文字や記号が正しく表示されず、誤った文字や記号に置き換わって表示される現象のことをいいます。新機種のスマホ同士ならば、あまりそういうことは起こりませんが、相手の機種が古い場合や、パソコンでメールを開く場合には、顔文字や絵文字によっては文字化けすることがあります。
相手がパソコンでメールを受信する場合は、絵文字や特殊な記号が使われた顔文字の使用は控えたほうがよいでしょう。
英語圏では日本では見慣れない顔文字が使われている
海外でも顔文字は使われています。しかし、この前で紹介したように、海外の顔文字は日本のものと違い 90 度傾いています。「 :-) 」で笑顔、「 ×D 」で目をぎゅっと閉じて口をあけて笑っている顔、「 : ( 」で悲しい顔、といった具合です。
ただし、海外でも日本式の顔文字は認知されています。絵文字もそのまま「emoji」と呼ばれて浸透しているので、こちらから送る際は、日本人に送るときと同じように送っても大丈夫でしょう。
顔文字を使って気持ちが伝わるメッセージを送ろう
メッセージのやりとりで顔文字を使うと、あなたの感情をより豊かに表現できるでしょう。顔文字にはいくつかの種類がありますが、Gboard を使えば、絵文字アイコンをタップするだけで手軽に顔文字が選べます。
また「絵文字ミックス」を使えば、2 種類の絵文字を組み合わせたステッカーを作成できます。2 つの絵文字を組み合わせることで、感情やニュアンスがより伝わりやすく、文章でのコミュニケーションが楽しめるでしょう。
普段からよく使う顔文字は、履歴から確認したり、辞書登録をしたりしておけばスムーズに使用できます。本記事で紹介した Gboard を使って顔文字や絵文字を使いこなしてみてください。
※1 サードパーティのデベロッパーによって作成されたアプリのサポートや動作については、そのデベロッパーが責任を負います。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2024 年 11 月時点に Google Pixel 8(Android 15)で検証しました。
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