Android スマホをテレビに映す目的
テレビに Android スマホを接続して映像を映し出せば、大画面でスマホの映像も楽しむ時間が増えるかもしれません。その用途はさまざまですが、主に次のような使い方が挙げられるでしょう。
- 写真や動画の鑑賞
- ビデオ通話
- スマホゲーム
- 文書作成
など
写真や動画の鑑賞
写真や動画をテレビに映し出せば、思い出の場面を家族や友人たちと鑑賞しやすくなるでしょう。Android スマホの画面では小さくて見にくいコンテンツも、テレビに映して大画面で利用すれば便利ではないでしょうか。
ビデオ通話
スマホで利用できるさまざまなコミュニケーションアプリを使ったビデオ通話の利用も考えられます。ビデオ通話をテレビの大画面に映せば、相手の表情も確認しやすくなりますし、家族とのビデオ通話や仕事のミーティングなどにも活用できるでしょう。
スマホゲーム
スマホには多くのゲームアプリがあります。しかし、スマホの画面は小さくて見にくいというシーンもあるかもしれません。そんなときは、スマホをテレビに接続して大画面でゲームを楽しんでみませんか。
文書作成
ちょっとした文章作成なら、 Android スマホとテレビを接続してテレビ画面に映し出すと文字が見やすくなるでしょう。スマホの画面では小さすぎて文章作成をしにくい場面でも、テレビの画面に映し出してパソコンなどの画面のように利用すると、作業が効率化できるかもしれません。
Android スマホの拡張利用はこちらもチェック。もっと便利な使い方を Android ユーザーが動画で紹介。
Android スマホをテレビ接続する方法
それでは、 Android スマホをテレビ接続する方法をみていきましょう。接続方法には大きく分けて「有線ケーブル接続」と「無線(Wi-Fi)接続」があります。
有線接続を使う
ここでは、 Android デバイスの Pixel スマートフォンの画面を、有線接続でミラーリングする方法を例に解説します。
ゲームやeスポーツをプレイする場合には、有線でテレビに接続して高速接続をするとよいでしょう。
たとえば、ドッキングステーションの「Display Link」に対応している場合、有線での接続方法は、下記の手順で行います。
【 Display Link 対応のドッキングステーションを使ってミラーリングする方法】
Google Play ストアから、スマホに DisplayLink Presenter アプリをインストールします。
※スマホをドッキングステーションに接続する場合、アプリを起動する必要はありません。
USB-C ケーブルを使って、対応しているドッキングステーションに Pixel スマートフォンを接続します。
HDMI ケーブルを使って、対応しているドッキングステーションをモニターまたはテレビに接続します。
対応しているドッキングステーションの電源ケーブルを接続します。
有線接続をすることで、スマホからテレビまで通信を高速接続することができ、ドッキングステーションにイーサネットポート(LANポート)が備わっている場合は、LANへの接続も可能です。
※ Android スマホの機種によっては、その他のドッキングステーションに対応しているものもあります。
無線LAN接続を使う
次に、 Android スマホを無線LANで接続する方法です。
すでに Chromecast などのキャストデバイス(メディアストリーミング端末)をお持ちの方は、 Android デバイスの画面をテレビにミラーリングできます。
【 Android デバイスの画面をキャストする方法】
- スマホまたはタブレットがお使いの Chromecast デバイスと同じWi-Fiネットワークに接続されていることを確認します。
- Google Home アプリを開きます。
- 画面をキャストするデバイスをタップします。
- 「画面をキャスト」 → 「画面をキャスト」をタップします。
【 Android 画面のキャスト時の音量を調整する方法】
- Google Home アプリを開きます。
- デバイスをタップして音量を調整します。
【 Android デバイスからの画面のキャストを停止する方法】
- スマホまたはタブレットがお使いの Chromecast デバイスと同じ Wi-Fi ネットワークに接続されていることを確認します。
- Google Home アプリを開きます。
- 設定するデバイス「ミラーリングを停止」をタップします。
有線ケーブルで接続するメリット・デメリット
それでは、 Android スマホとテレビを有線ケーブルで接続するメリットとデメリットをみていきましょう。
有線ケーブルを使うメリット
有線ケーブルを使った接続では、主に2つのメリットが挙げられるでしょう。
無線に比べて高速通信ができる
有線ケーブル接続では Android スマホとテレビをケーブルで接続するため、無線LAN接続よりもデータのやり取りを高速に行える点がメリットだといえるでしょう。これにより、Android スマホでゲームやeスポーツをする際に、遅延が少なくなる可能性があります。
無線設定などの手間を省ける
無線LAN接続の場合は、 Android スマホのアプリで無線接続の設定などをする必要があります。しかし、有線接続はケーブルを差し込み、キャストするための操作をするといった手順で行えますので、無線接続設定の手間が省けるでしょう。機器のネットワーク接続設定が苦手だという方は、有線接続のほうが利用しやすいかもしれません。
有線ケーブルを使うデメリット
次に、有線ケーブル接続のデメリットも確認しておきましょう。
利用する度にケーブルを接続する必要がある
有線ケーブルに、ずっとスマホをケーブルにつなげておくという方法もあるかもしれませんが、利用後にはスマホをケーブルから取り外す方も多いでしょう。その場合は、 Android スマホをテレビにキャストする度に、ケーブルをつなげなければなりません。無線LAN接続に比べて多少の手間がかかることをデメリットに感じる方もいるのではないでしょうか。
配線がわずらわしく感じることがある
Android スマホとテレビを接続している間は、ケーブルをつなげておく必要があります。そのため、ケーブルがわずらわしく感じる方もいるかもしれません。常にケーブルが接続されている状態で Android スマホを操作しなければならないわずらわしさは、有線ケーブル接続のデメリットになる可能性があります。
無線LANで接続するメリット・デメリット
それでは、無線LAN接続におけるメリットとデメリットについてもみていきましょう。
無線LANを使うメリット
まずは、無線LAN接続のメリットを確認していきましょう。
テレビから離れた場所で Android スマホを操作できる
無線LAN接続は、テレビから離れた場所で Android スマホを操作できることがメリットだといえるでしょう。有線ケーブル接続の場合は、 Android スマホを持ち運べる範囲がケーブルの長さに依存します。しかし、無線LAN接続は、壁などの遮蔽物がない場所で、無線LANの電波が届く範囲ならば操作できます。
わずらわしいケーブルを気にしなくていい
有線ケーブル接続のように、テレビと Android スマホを配線しなくてよいので、ケーブルが気になることもないでしょう。有線接続のケーブルをわずらわしく感じる人にとっては、無線LAN接続にメリットを感じられるかもしれません。
無線LANを使うデメリット
それでは、無線LAN接続のデメリットもみていきましょう。
通信が不安定になるケースがある
無線LAN接続では、データを電波でやり取りするため、電波状況が悪くなると通信が不安定になるケースがあるかもしれません。その際、接続が切れてしまったり、 Android スマホとテレビがなかなか接続できなくなったりする可能性があります。
タイムラグ(遅延)が生じるケースがある
無線LANの通信が不安定になると、 Android スマホからテレビに映している映像や音声が乱れたり、タイムラグが生じたりするケースがあるかもしれません。たとえば、無線LANに2.4Gの無線周波数を利用している場合です。電子レンジやコードレス電話、Bluetoothなどで電波干渉が発生する可能性もあるのです。
専用機器を購入する必要がある
無線LANで Android スマホとテレビを接続するには、無線LAN機器(ルーターなど)やキャストデバイス(メディアストリーミング端末)を購入する必要があります。Chromecast( Google Store )なら、端末からテレビに簡単にストリーミングでき、音声操作も可能です。
Android スマホをテレビに接続して大画面で利用しよう
Android スマホをテレビに接続すれば、ゲームやeスポーツをプレイしたり、写真や動画を大画面で楽しめたりするでしょう。
たとえば、 Android スマホに保存している動画や写真を大人数で楽しむときには、テレビ画面に映し出すと見やすくなるかもしれません。 Android スマホをテレビに映し出す方法は有線接続と無線LAN接続がありますので、それぞれのメリットとデメリットを参考に接続方法を選択してみましょう。
※本記事で紹介した内容は、一部ご利用になれないデバイスなどもあります。本製品またはその一部の機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイス メーカーによって異なります。