Google アシスタントの「ブロードキャスト」機能とは
Google アシスタントのブロードキャストの特長は、Google アシスタント対応のデバイスから、同じ Wi-Fi に接続している Google Nest デバイスや Google Home デバイスすべてに一斉にメッセージを送れることです。
メッセージは、スマホだけでなく Google アシスタントを搭載したスピーカーやスマートディスプレイ、スマートウォッチなどからもブロードキャストできます。手動でテキストを入力しなくても、音声操作で各部屋に一斉にメッセージを送信できるので、食事の支度などで両手がふさがっているときにも便利です。
またブロードキャスト機能は、外出先から使用することもできます。自宅や外出先で、より簡単に家族とのコミュニケーションがとれるようになるでしょう。
Google アシスタントのブロードキャスト機能を利用する
Google アシスタントのブロードキャスト機能では、以下のようにデバイスと部屋を指定してメッセージを送ることができます。
- すべてのスピーカー、スマートディスプレイ、スマートウォッチ
- 特定のスピーカー、スマートディスプレイ、スマートウォッチ
- Google アシスタントを搭載したデバイスがある特定の部屋
キッチンから家のすべてのデバイスに、外出先からリビングにある特定のデバイスになど、目的に合わせてメッセージの送り先を都度切り替えられます。
ブロードキャスト機能を利用するには、「発信元と受信先のデバイスが同じ Google アカウントでログインしていること」「家のデバイスが同じ Wi-Fi に接続していること」などいくつかの要件があります。
詳細はヘルプセンターの家で音声メッセージをブロードキャストするをご覧ください。
「OK Google」で家のすべてのデバイスにブロードキャスト
家にあるすべてのデバイスにブロードキャストする場合は「OK Google」に続けて以下のように話しかけると、受信先のデバイスからご自身の音声でメッセージが流れます。
- 「<メッセージ> とブロードキャストして」
- 「<メッセージ> とみんなに言って」
- 「全員に <メッセージ> と伝えて」
- 「<メッセージ> とお知らせして」
「OK Google」で特定のデバイスや部屋にブロードキャスト
特定のデバイスやデバイスを置いている特定の部屋にブロードキャストする場合は、「OK Google」に続けて以下のように話しかけます。
- 「<部屋名> に <メッセージ> とブロードキャストして」
- 「< デバイス名> に <メッセージ> とブロードキャストして」
また、スマホやタブレットの Google Home アプリから送信先のデバイスを選択することもできます。手順は以下のとおりです。
- Google Home アプリを開きます
- [設定] → [コミュニケーション] → [ブロードキャスト] の順にタップします
- [家のデバイスでのブロードキャスト] で家を選択します
- メッセージをブロードキャストするデバイスを選択します
定型メッセージを利用してブロードキャスト
その他、食事の時間のお知らせや出かける時間などの一般的な呼びかけは、プリセットされたメッセージ(定型メッセージ)を活用することもできます。「OK Google」に続けて以下のように話しかけると、各シーンに合わせた効果音とともに Google アシスタントの音声でメッセージが流れます。
- 「晩ご飯できたよ、とブロードキャストして」
- 「出かける時間だよ、とブロードキャストして」
- 「今から帰るよ、とブロードキャストして」
- 「寝る時間だよ、とブロードキャストして」
Google アシスタントでは、他にもさまざまなプリセットのメッセージが用意されています。詳細は、ヘルプセンターのプリセットのメッセージをブロードキャストするをご確認ください。
ブロードキャスト機能の活用シーン
Google アシスタントを搭載した 2 つ以上のデバイスで利用できるブロードキャスト機能は、次のようなシーンで活用できるでしょう。
別の部屋にいる家族に食事のお知らせをする
Google アシスタント機能を持つスマートホーム デバイスを自宅の各部屋に設置しておくと、別の部屋にいる家族に一斉にメッセージが送れます。
各自の部屋で過ごしているパートナーや子どもたちに、朝食や夕食ができたことをブロードキャストのメッセージで知らせれば、一人一人を呼びに行く必要もなくなるでしょう。
また朝食の支度中に、就寝中の家族にメッセージで起床を呼びかけるといった使い方もできます。
外出先から帰宅の予定を家族に伝える
ブロードキャスト機能は、スマホを使って自宅以外からも利用できるため、外出先から自宅にいる家族に帰宅のタイミングを知らせることもできます。
たとえば仕事を終えて職場を出るタイミングで、「これから職場を出ます」というメッセージを自宅のスマートホーム デバイスにブロードキャストしてもらえば、夕食の準備などのタイミングを考えやすくなるでしょう。
ブロードキャストの受信をオフにする
ウェブ会議への参加中や勉強に集中したいときなど、一時的にブロードキャストのメッセージを受信したくない場合もあるでしょう。そのようなときは、サイレント モードや休息時間の設定を活用して、ブロードキャストの受信をオフにできます。
サイレント モードはオンになっている間、ブロードキャストのメッセージが受信されません。また、休息時間の設定では、設定した時間帯にブロードキャストを受信しないようスケジュールできます。
これらの機能を使って、ブロードキャストの受信のオン / オフを上手に使い分けるとよいでしょう。
サイレント モードの詳細については、ヘルプセンターのサイレント モードをオンまたはオフにするをご覧ください。また、休息時間の設定については、ヘルプセンターの Google アシスタントを一時的にオフにするをご確認ください。
Google アシスタントのブロードキャスト機能を活用しよう!
Android スマホや Google Nest などのデバイスで利用可能な Google アシスタントのブロードキャスト機能を使えば、複数のデバイスに一斉にメッセージを送信できます。別の部屋にいる家族とのやりとりはもちろん、外出先からコミュニケーションをとる手段としても活用できるでしょう。
Google Nest をはじめ、Google アシスタントに対応しているさまざまなデバイスでブロードキャスト機能を活用し、家族とのコミュニケーションをスマート化してみてはいかがでしょうか。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事で紹介した内容は、執筆時(2023 年 9 月)のものです。