Gboard で特殊文字や特殊記号を入力するには? 利用方法と応用をわかりやすく解説
Gboard で特殊文字や特殊記号を入力するには? 利用方法と応用をわかりやすく解説

Gboard で特殊文字や特殊記号を入力するには? 利用方法と応用をわかりやすく解説

2023.08.17

Gboard で特殊文字や特殊記号を入力するには? 利用方法と応用をわかりやすく解説

SNS などで「特殊文字」や「特殊記号」を見たことがある方も多いでしょう。特殊文字とは、白抜きや丸で囲まれた文字や記号、絵文字といった、通常のキーボード入力では表示されない文字のことです。「使ってみたいけれど、どこにあるのかわからない」という方は、Google が提供する多言語対応のキーボード アプリ Gboard を活用してみてはいかがでしょうか。本記事では Gboard を使った特殊文字や特殊記号の出し方、実用的な使い方を紹介します。

特殊文字・特殊記号とは

特殊文字とは英数字、かな文字など標準的な JIS 漢字以外のもの、主に機種依存文字を指します。

白抜きや丸囲みの文字から、一文字で表すセンチメートルやキログラムといった単位、音符などの特殊記号、絵文字、漢字の異体字までさまざまな種類があります。

使用する際は、スマホに標準装備されているものを利用する方法や、サイトから多言語対応キーボード アプリ Gboard にコピペ(コピーして貼り付け)し、辞書登録して使う方法などがあります。

機種依存文字は利用するスマホの環境によって文字化けや、表示できない場合もある文字と定義づけられていますが、近年は互換性のあるものが増えているようです。

特殊文字・特殊記号とは

主な特殊文字・特殊記号の種類

スマホの特殊文字や特殊記号には、どのような種類があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

主な特殊文字・特殊記号の種類

特殊文字・特殊記号

特殊文字・特殊記号には、センチやキログラムなど一文字サイズで表した単位や、矢印、白抜き数字、丸囲み数字、ギリシャ文字、象形文字などがあります。

顔文字

顔文字は記号や文字で作成された「アスキーアート」の一種で主に感情を表す表情マークを指します。笑顔 (^_^) や泣き顔 (T_T) などをメールに使ったことがある方もいるのではないでしょうか。記号や文字の組み合わせのため文字化けしづらく、スマホはもちろんパソコンでも使われています。

多言語対応キーボード アプリ Gboard で特殊文字を出す

Gboard は、Google がスマホやタブレット用に開発した多言語対応のキーボード アプリです。日本語のみならず、さまざまな言語に対応しています。

Google 日本語入力は 2021 年 3 月 31 日にサポートを終了し、Gboard と統合しました。現在は機種によって標準搭載しているものもあります。ここでは、Gboard で特殊文字を出す方法などについて解説します。

多言語対応キーボード アプリ Gboard で特殊文字を出す

Gboard とは

Gboard には、使いやすい機能が詰まっています。英語キーボードで文字から文字へ指をスライドして素早く入力できる「グライド入力」をはじめ、音声をテキストに変換できる「音声入力」や文字の「手書き入力」などができます。

また使いたい絵文字を手軽に見つけられる「絵文字検索」は、SNS やメールで役立つ機能でしょう。

スマホに Gboard が搭載されていない場合は、Google Play ストアから無料でインストールできます。インストール後、キーボードを Gboard に切り替えましょう。

なお、キーボードの設定方法は機種によって異なります。

記号・絵文字アイコンを使う

Gmail などのアプリでテキストを入力する際に、記号・絵文字キーを押すことで機種依存文字(特殊文字)を出せます。

【Gboard で特殊文字を使う手順】

  1. Gmail や Google Keep のようなテキストを入力できるアプリを開きます
  2. テキストを入力する場所をタップします
  3. 記号・絵文字アイコン をタップします
    記号・絵文字アイコンをタップ
  4. 好みの記号または絵文字をタップします
  5. 特殊文字の入力後に文字の入力に戻るには、[あいう] をタップします
     [あいう] をタップ

Gboard でより手軽に特殊文字を見つける

Gboard の機能を活用すると、特殊文字や特殊記号を簡単に探せます。ここで紹介する Gboard の機能は、Gmail だけではなく、SNS で投稿する際などにも利用可能です。テキストを飾るアイテムとして特殊文字などを使いたいときに、参考にしてみてください。

Gboard でより手軽に特殊文字を見つける

文字入力から入力候補を利用する

「きごう」「やじるし」「かっこ」「かおもじ」「たんい」などのジャンルをひらがなで入力して、変換候補から特殊文字を探す方法です。たとえば、「きごう」で変換できる文字や記号も、「まる」「さんかく」「しかく」といったように内容を絞ると、より早く希望の特殊文字や特殊記号を見つけられるでしょう。

また「きょう」「あした」と入力すると当日や翌日の日付が候補に出てきます。日付の確認や数字とかなの切り替えの手間が省けて使いやすいでしょう。

【「きごう」の変換候補例】

「きごう」を変換

【「かっこ」の変換候補例】

「かっこ」を変換

【「やじるし」の変換候補例】

「やじるし」を変換

【「かおもじ」の変換候補例】]

「かおもじ」を変換

【「たんい」の変換候補例】

「たんい」を変換

【「あした」の変換候補例】

「あした」を変換

辞書登録を利用する

よく使う特殊文字や特殊記号を辞書登録しておくと、探す手間が省けて便利でしょう。また、サイトで見つけた特殊文字や特殊記号をコピペし、辞書登録することも可能です。

辞書登録の手順は次のとおりです。

【辞書登録の利用手順】

  1. スマホの設定アプリを開きます
  2. [システム] をタップします
  3. [言語と入力] をタップします
  4. [画面キーボード] をタップします
  5. [Gboard] をタップします
    Gboard をタップ
  6. [単語リスト] をタップします
    単語リストをタップ
  7. [単語リスト] をタップします
    単語リストをタップ
  8. [日本語] をタップします
    日本語をタップ
  9. 右上の追加アイコン(+)をタップします
    +マークをタップ
  10. 単語とよみ(読み)を入力します
    単語と読みの入力画面

クリップボードのコピー&ペーストを活用する

Gboard では、クリップボードにコピーしたものを再び利用する機能も備わっています。このクリップボードのコピペを活用するのも、手軽に特殊文字や特殊記号を使う一つの方法でしょう。クリップボードとはコピーした文字や画像データなどをペースト(貼りつける)まで一時的に保存する場所を指します。

コピーしたものはクリップボードに一時保存されペーストして簡単に使えるため、メールアドレスや URL といった長いテキストにも活用できて便利です。サイトで使いたい特殊文字や特殊記号を見つけた際に、クリップボードを利用してコピペすることで、特殊文字や特殊記号をスムーズに使えるでしょう。

【クリップボードの使用手順】

  1. Gmail や Google Keep、Chrome のようにテキスト入力できるアプリを開きます
  2. テキストを入力する場所をタップします
  3. キーボード上部にある、その他アイコン(・・・)をタップしますその他アイコンをタップ
  4. クリップボード アイコンをタップします
    クリップボードをタップ
  5. [クリップボードをオンにする] をタップして、クリップボード機能をオンにしますクリップボードをオンにするをタップ

【クリップボードを使ったコピペの手順】

  1. コピーするテキストを選択します
  2. [コピー] をタップしますコピーをタップ
  3. 貼りたい場所をタップします
  4. [貼り付け] をタップして、先ほどコピーしたテキストを貼り付けます貼り付けをタップ

【クリップボードに保管されたテキストを貼り付ける手順】

  1. キーボード上部にある、その他アイコン(・・・)をタップします
  2. クリップボード アイコンをタップします
  3. これまでにコピーした内容が一覧表示されますクリップボードにコピーした内容の一覧が表示されている画面
  4. そこから必要なものをタップして貼り付けます

クリップボードの情報は通常 1 時間で消えてしまいます。よく使うものは、クリップボードの項目を長押しすると表示されるメニューから [固定] を選び、保存しておきましょう。

固定をタップ

特殊文字を使うメリットと注意点

ここでは、特殊文字や特殊記号を使うメリットと注意点について、4 つの項目別にご紹介します。

特殊文字を使うメリットと注意点

目立ちやすい

大きな特長の一つとして、文字だけの文章よりも引き立ちやすいということが挙げられるでしょう。たとえば、伝えたい要件がいくつかあるときは、丸囲み数字を使うことによって文章がわかりやすくなる場合もあるでしょう。

また、色付きの絵文字はカラフルでより目を引き、印象に残りやすいかもしれません。

感情が伝わりやすい

笑顔の絵文字や特殊文字を文章に加えることで、柔らかく明るい印象を与えられることがあります。文字だけでは表現しづらい気持ちや細かいニュアンスが伝えやすくなるでしょう。

一方で、特に顔文字や絵文字は使う相手やシーン、頻度を選ぶかもしれません。たとえば職場においては誤解を生む可能性もあるため、使用には十分な注意が必要でしょう。

アドレスなどに使用できない場合がある

インターネットを使ったさまざまな行政手続きの電子申請では、使用できない文字があるかもしれません。他にもメールアドレスやパスワード、会員番号などでも使えない場合があります。

文字化けすることがある

機種依存文字の場合、相手の使用機種によっては表示されなかったり、文字化けして表示される場合もあります。そのため、文章がうまく伝わらないケースもあるので、ビジネスシーンはもちろん、連絡事項や複雑な内容などの場合は気を付けて使用しましょう。

Gboard の機能を活用で特殊文字が身近に

特殊文字のコピペやダウンロード方法がよくわからない方も、多言語キーボード アプリ Gboard を使えば、手軽に使えるかもしれません。ひらがなの「かおもじ」といった入力などでジャンルやテーマを絞れば、希望の特殊文字がより探しやすくなるでしょう。よく使うものは、辞書に単語登録しておくか、クリップボードに固定して使うと便利でしょう。

特殊文字初心者の方も、Gboard を活用してメールや SNS の投稿を自分らしく装飾してみませんか。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事は、2023 年 5 月時点に Google Pixel 6(Android 13)で検証しました。

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