オーディオブックとは
オーディオブックとは、声優や俳優などのナレーターが、書籍を読み上げた音声をデータ化したデジタル コンテンツのことです。目で文字を読むのではなく、耳で朗読を聴くコンテンツであることから、オーディオブックは別名「聴く本」とも呼ばれます。
購入したデータは、スマホやタブレットなどのデバイスで再生できるため、どこでも気軽に聴く読書が楽しめる点が魅力です。書籍のジャンルも幅広く、ビジネス書や小説、語学学習書など、さまざまな分野の本が音声データ化されています。
オーディオブックは主に、スマホのアプリや専用のウェブサイトから利用可能です。音声データは都度購入できるものから定額制で利用するものなど、サービスによってさまざまな方法で販売されています。
オーディオブックを使うメリット
ここでは、本を朗読で楽しみたい方や、ハンズフリーで本を読み進めたい方にも役立つオーディオブックのメリットや活用シーンを紹介します。
文字を読まなくても読書が楽しめる
オーディオブックでは、ナレーターが文章を読み上げてくれるので、聴くだけで本の内容が理解できます。紙や画面を見て文字を読む必要がないため、本を開く時間が取れない方や、活字を読むのが苦手な方、他のことをしながら読書をしたい方でも、手軽に耳で読書が楽しめます。
また、目や肩が疲れているときなど、スマホやタブレットの画面を見ずに読書がしたい場面でも役立つでしょう。
ナレーターによる朗読で聴きやすい
声優や俳優などが語り手となって本の内容を読み上げてくれるオーディオブックは、機械音声による自動読み上げよりも内容が聴き取りやすいでしょう。また小説などでは、登場人物のセリフや心情、情景が感情を込めて読み上げられるため、より物語の世界観に没入できるかもしれません。
さらにオーディオブックでは、音声読み上げの速さを手動で調節できるサービスもあります。時間がないときに、読み上げ速度を速めてみたり、じっくりと本の内容を理解したいときには、速度を遅く設定してみたりといった使い方もできるでしょう。
本を持ち歩かなくていい
本を持ち歩く必要がない点も、オーディオブックのメリットといえるでしょう。書籍を音声データで購入するオーディオブックでは、荷物が増えてかさばることや、本の置き場所に困るといった心配がありません。
スマホやタブレットなどのデバイスがあれば、どこでも読書ができるため、たとえば通勤や通学中の移動時間を使って新しい情報をインプットしたいときにも役立つでしょう。
Google Play ブックスのオーディオブックを使ってみよう
Android スマホで利用できる Google Play の電子書籍アプリ「Google Play ブックス」でも、オーディオブックが楽しめます。
Google Play ブックスのオーディオブックは作品ごとに販売されています。中には無料で聴ける作品もあるため、オーディオブックがどのようなものか試してみたい方は、まずは無料のものを利用してみてもよいでしょう。
ここでは、ビジネス書や小説、語学学習書など、さまざまな種類のオーディオブックが楽しめる Google Play ブックスの使い方や特徴を紹介します。
Google Play ブックスのアプリはこちらからダウンロードできます。
Google Play ブックスでオーディオブックを利用する方法
Google Play ブックスのアプリで、オーディオブックを利用する方法は以下のとおりです。
- Google Play ブックスのアプリを開きます
- 画面右下の [ショップ] をタップします
- [オーディオ ブック] タブをタップします
- 検索バーで作品を検索したり、ジャンルやランキング、無料で始める音声ブックなどの中から探したりして、読みたい作品名をタップします
- [〇〇円で購入] (または [無料で入手])をタップして購入します
- 画面下の [ライブラリ] をタップします
- 入手した作品名をタップすると、オーディオブックが再生されます
Google Play ブックスで購入したオーディオブックは、スマホやタブレットのほかに、パソコン、Google Home デバイス、Google アシスタントなどでも再生することができます。
Google Play ブックスのオーディオブックの便利機能
Google Play ブックスでは、読み上げ速度の調節やスリープタイマー、オフライン再生といった機能も利用できます。
【読み上げ速度の調節】
Google Play ブックスのオーディオブックでは、音声読み上げの再生速度を選択できます。1.5 倍速や 2 倍速はもちろん、0.5 倍速から 3 倍速まで、0.05 倍単位で幅広く速度調節が可能です。
また、30 秒単位で音声を飛ばしたり戻したりできるスキップや戻しボタンもあります。たとえば小説の大事なセリフを聞き逃してしまったときや、語学学習書の重要な箇所をリピートしたい場面などで役立つでしょう。
【スリープタイマー】
時間になるとオーディオブックの再生が自動で停止する「スリープタイマー」も使用できます。スリープタイマーでは、15 分、30 分、60 分先や章の終わりまで、といったように再生を停止する時間を細かく指定できます。
音声を流したまま眠りに就けるので、就寝前の読書習慣としてオーディオブックを取り入れてみたい方にも便利でしょう。
【オフライン再生】
Google Play ブックスのデータは、あらかじめダウンロードしておくことで Wi-Fi などのネットワーク環境が整っていない場所でもオフラインで聴く読書が楽しめます。また、データのダウンロード先に SD カードを選択することもできるので、スマホの容量が気になる方は検討してもよいかもしれません。
Google Play から書籍をダウンロードする方法の詳細は、こちらをご覧ください。
オーディオブックを活用して聴く読書を楽しもう
スマホなどのデバイスで再生できるオーディオブックは、電車やバスでの移動中や、掃除や洗濯のような家事の最中など、場所を選ばず好きなタイミングで聴く読書が楽しめる魅力的なコンテンツです。
読書の時間が思うように取れない方や、通勤や通学の合間に新しい知識を身に付けたい方、気になる本を朗読で楽しみたい方は、Google Play ブックスのオーディオブックを活用してみてはいかがでしょうか。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2023年 5 月時点に Google Pixel 6(Android 13)で検証しました。