スマホ拡大鏡ってどんなもの?
スマホ拡大鏡は、スマホ用の虫眼鏡のようなもので、スマホの画面を拡大して見るために外付けするスクリーンのことです。スマホ画面の手前に装着することで画面が拡大されて大きく見えます。スマホに表示される文字が小さいと感じたり、動画やゲームの細かい部分が見にくいと感じたりした場合に使うと便利でしょう。スマホで読書をする方や、調べ物をする際にも役に立つアイテムだといえるのではないでしょうか。
スマホ拡大鏡の選び方
スマホ拡大鏡にはさまざまな形状のものが提供されています。
なかでも、テーブルなどに置いて利用するスタンド型のものや、スマホに装着して使うものが多い印象です。スタンド型の拡大鏡には、折りたためるものもありますので、持ち運びや収納に便利でしょう。
また、拡大鏡のスクリーンサイズもさまざまです。たとえば、スタンド型のものには 10 インチ程度のものから 32 インチ程度の大きなものまであります。拡大鏡を置くテーブルやデスクなどのスペースを考慮してサイズを選ぶとよいかもしれません。ここでは、一般的な選び方についてみていきましょう。
スマホを置いて映画や動画を見るならスタンド型
スマホでの映画や動画などのコンテンツ視聴にスマホ拡大鏡を使いたい方は、スタンド型を選択するとよいでしょう。
スタンド型のスマホ拡大鏡は、拡大鏡の背面にスマホを置くための場所が用意されており、スマホの画面をスクリーン越しに見ることで画面が拡大されます。テーブルやデスクに置く場合はスクリーンのサイズに合わせた横幅と奥行きが必要です。奥行きに関しては製品によって異なりますので、スペースを考慮して選びましょう。
また、折りたためるタイプのスマホ拡大鏡を選べば、使わないときの収納スペースも確保しやすいうえ、持ち運びたいときにも便利です。製品の材質については木製のものやプラスチック製のものなどがありますので、好みに合わせて選択してみましょう。
スマホを持って大画面で操作するならスマホ装着型
スマホを手に持った状態で拡大鏡を使いたい場合は、スタンド型よりもスマホに装着するタイプを選択するとよいでしょう。
スマホ装着型は、スクリーンサイズもスマホの画面に合わせてあるので比較的小さく作られています。装着方法は、拡大鏡の支柱となる部分でスマホ本体を挟むタイプや、スマホケースのようにスマホの側面を覆って固定するタイプなどがあるようです。
スマホと一緒に拡大鏡を持ち歩きたい方や、拡大鏡を着けたままスマホを操作したい方などは、スマホ装着型の拡大鏡が便利でしょう。
値段で選ぶ
スマホ拡大鏡の値段で選んでもよいでしょう。スマホ拡大鏡の値段は、1,000 円から 5,000 円程度のものが多い印象です。スマホ装着型の拡大鏡の方が、スタンド型に比べて安価な商品が多いかもしれません。また、スタンド型に搭載されているスクリーンのサイズによっても価格が異なります。
選ぶ際の注意点
スマホ拡大鏡はその形状や価格などさまざまですが、選ぶ際の注意点についても確認しておきましょう。
レンズの透明度
スマホ拡大鏡は、製品によってスクリーンに使われているレンズの透明度が異なります。レンズの透明度は、視覚に大きく影響する可能性があります。たとえば、透明度が低いと、拡大表示されたスマホの画面がクリアに見えず、使い勝手が悪いと感じてしまうかもしれません。
スクリーンの歪み
スマホ拡大鏡に使われているスクリーンの歪みも、見え方に影響する可能性があります。スマホ拡大鏡のスクリーンは、レンズを歪ませることでスクリーンの奥にあるスマホの画面を拡大しています。スマホの画面を直接見るよりも、表示がぼやける部分などがあるかもしれません。歪みについても、各製品によって異なりますので、実物を見たり、製品レビューや仕様などを確認したりするとよいでしょう。
スマホ拡大鏡の利用はこんな人におすすめ
スマホ拡大鏡は、スマホの表示を大きくしたいときなどに使えるでしょう。特に、スマホで映画鑑賞や読書をするなど、小さな画面を長時間見る方にとってスマホ拡大鏡の利用はおすすめです。また、スタンド型のスマホ拡大鏡を使えば、スマホをテーブルなどに置いて使えますので、テレビで映画を見るようなスタイルで楽しむこともできるでしょう。
Android の機能を使って表示を拡大する方法もある
スマホの画面を拡大するには、拡大鏡などの外付け製品を使うだけでなく、Android スマホやタブレットに備わっている拡大機能を使うこともできます。
これはAndroid のユーザー補助機能を使う方法で、画面全体を拡大することも、虫眼鏡のように必要な場所だけを拡大することもできます。拡大倍率は最大で 8 倍のため、かなり小さな文字でも読みやすくなるでしょう。しかも、この機能は画面を拡大するだけでなく、目の前のものをカメラで写して拡大できるため、本物の虫眼鏡のように活用することも可能です。
※ Android のバージョンや機種によって、機能や手順が異なる場合があります。
ユーザー補助機能の拡大を使う方法は以下のとおりです。
※ Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
【拡大機能をオンにする手順】
- Android スマホやタブレットなどのデバイスの設定アプリを開きます。
- [ユーザー補助] の [拡大] をタップします。
- [拡大ショートカット] をオンにします。
- こちらの手順は省略可能ですが、ショートカットを変更する場合は、[拡大のショートカット] タップして、次のいずれかのオプションを選択してください。
- ユーザー補助機能ボタンを使う場合は、画面の下部にあるユーザー補助機能ボタンをタップします。
- 音量大と音量小の両方のボタンを長押しして使う場合は、音量大と音量小の両方のボタンを長押しします。
- 画面をトリプルタップして使う場合は、画面をすばやく 3 回タップします。ただし、このショートカットを使うと、デバイスの動作が遅くなる場合があります。
【拡大を使用する手順】
ズームインで表示のすべてを拡大する場合は以下の手順を参考にしてください。
- ユーザー補助機能ボタンをタップします(別の拡大ショートカットを設定している場合は、そのショートカットを使用します)。
- 画面(キーボードとナビゲーション バー以外の場所)をタップします。
- 2 本の指でドラッグして画面上を移動します。
- 2 本の指でピンチ操作してズームを調整します。
- 拡大を停止するには、拡大のショートカットをもう一度使用します。
一時的にズームインする場合は、以下の手順を参考にしてください。
- ユーザー補助機能ボタンをタップします(別の拡大ショートカットを設定している場合は、そのショートカットを使用します)。
- 画面(キーボードとナビゲーション バー以外の場所)を長押しします。
- 指をドラッグして画面上を移動します。
- 指を離すと、拡大が停止します。
※操作手順などの詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。
※ Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
スマホの拡大鏡を使って大画面を楽しもう
スマホの画面を大きく映し出す拡大鏡を使えば、小さなスマホ画面でも映画や動画などのコンテンツを大画面で楽しむことができるでしょう。ただし、製品によってはレンズの透明度や歪みなどが違い、見え方が変わる点には注意が必要です。また、Android の機能でも表示を拡大する方法があるなど、スマホ画面を拡大するにはさまざまなアプローチがありますので、自分の利用環境にあったものを選んでみましょう。
※本記事で紹介した内容は、一部ご利用になれないデバイスなどもあります。本製品またはその一部の機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイスメーカーによって異なります。