Google マップでタイムラインを記録するには
Google マップのタイムラインは、訪れたことのある場所や、そこへ行くために利用したルートを振り返れる機能です。あらかじめ設定しておけば自動で記録してくれるため、GPS ロガー(移動したルートを記録する装置)のように利用できます。
タイムラインの操作をする際は、次の手順でタイムラインの画面を表示します。
- Google マップ アプリを開きます
- 右上のプロフィールアイコンをタップします
- [タイムライン] をタップすると、タイムラインの画面が表示されます
タイムラインを作成するには、タイムライン画面右上のその他アイコン(︙)をタップして [設定とプライバシー] を選択し、「ウェブとアプリのアクティビティ」「位置情報」「ロケーション履歴」をオンにしておきます。一度設定しておけば、以降は自動的にタイムラインが作成されます。
※タイムラインは Google マップ アプリのバージョン 9.12 以降で利用可能です。
タイムラインの確認方法
次は、実際に作成されたタイムラインを確認する方法をみていきましょう。ここでは、タイムライン画面から日付を指定してタイムラインを確認する方法や、訪れたことのある場所を確認する方法について解説します。
日付を指定して確認する
日付を指定してタイムラインを確認するには、タイムライン画面に表示されている [今日] をタップします。カレンダーが表示されるので、タイムラインを見たい日付をタップしましょう。
カレンダーを左から右にスワイプすると、過去にさかのぼって日付を指定することもできます。旅行に行った日を指定して、旅先で足を運んだスポットを調べるときなどに役立つでしょう。
訪れた場所の詳細を確認する
タイムライン画面上部に表示されている [スポット]、[都市] などのタブを切り替えると、訪れたことのある場所や訪問回数を確認できます。[スポット] ではショッピングやカルチャー、空港などのスポット別に、[都市] では地域別に訪れた場所を確認可能です。
[並べ替え] をタップして [訪れた日時の新しい順] や [訪れた回数の多い順](スポットのみ)、もしくは [アルファベット順] をタップすると、表示する順番を並べ替えられます。また、都市名やスポットの種類から訪れた場所をタップすると、その場所の概要やクチコミ、写真などを見ることができます。
これまでどのような所に行ったのかを振り返るときや、もう一度行きたい場所を探すときなどに便利でしょう。
タイムラインをさらに活用しよう
タイムラインは、旅行の記録、ウォーキングなどの運動記録、写真日記などとしても活用できます。ここでは、タイムラインをさらに活用するために知っておきたい機能を紹介します。
写真と共に旅程を振り返る
タイムラインを Google フォトと連携すれば、訪問した場所で撮影、または保存した写真がタイムラインに表示されます。
設定方法は、タイムライン画面右上にあるその他アイコン(︙)から [設定とプライバシー] をタップします。[Google フォト] の項目をオンにすれば、タイムライン上に写真が表示されます。
タイムライン上で時系列に写真が表示されるため、旅行中に立ち寄ったスポットやお店などを振り返ることも簡単です。
ウィジェットでホーム画面からいつでもチェック
ホーム画面にタイムラインのウィジェットを追加しておけば、ワンタップでタイムラインを確認できるようになります。タイムライン画面の右上にあるその他アイコン(︙)から [ホーム画面に追加] をタップしましょう。
表示されたタイムラインウィジェットのアイコンをホーム画面にドラッグするか、[ホーム画面に追加] をタップすると、ホーム画面の空いているスペースにタイムラインのウィジェットが追加されます。
タイムラインが正確に記録されないときは
タイムラインを記録中に、場所がずれたり、記録が途切れたりすることがあるかもしれません。考えられる原因や、そのようなときに確認しておきたいことについて解説します。
位置情報にまつわる設定を確認する
タイムラインに位置情報が記録されない場合は、次の設定を確認しましょう。
- ウェブとアプリのアクティビティがオンになっているか
- 位置情報がオンになっているか
- ロケーション履歴がオンになっているか
これらの設定は、タイムライン画面右上のその他アイコン(︙)から [設定とプライバシー] をタップし、「アプリの履歴」や「位置情報の設定」の項目から確認できます。これらの設定がオフになっている場合は、各項目をタップして設定をオンに変更しましょう。
電波状況を確認、調整する
Google マップは GPS や Wi-Fi、基地局などの情報からユーザーの現在地を推測しています。そのため、建物の中や地下にいるときは GPS の精度が落ちる場合があります。現在地が正確に表示されないときは、Wi-Fi をオンにする、Android スマホを再起動するなどの方法を試しましょう。
※Google マップで現在地を正確に検出、表示する方法の詳細についてはヘルプページをご参照ください。
正確に記録されていないタイムラインを編集する
何らかの原因でタイムラインが正確に記録されていない場合は、以下の手順で内容を手動で編集したり、新たにタイムラインを作成することもできます。
【記録されたタイムラインを編集する場合】
- 編集したいタイムラインを表示します
- 右下の編集アイコン(鉛筆マーク)をタップするか、編集したい項目の右端にあるその他アイコン(︙)をタップして [編集] をタップします
訪れた場所や移動手段を編集したい場合は、以下の手順で操作します。
- 編集したい訪問場所や移動手段をタップし、正しい施設名や移動手段を候補のなかから選択、もしくは検索して入力します
- 移動時間や滞在時間を変更したい場合は表示されている移動時間もしくは滞在時間をタップし、スポットを追加したい場合は [追加] をタップします
訪問履歴を追加したい場合は、以下の手順で操作します。
- 移動手段の右端にあるその他アイコン(︙)をタップして [訪問履歴を追加] をタップします
- 訪れた場所を候補のなかから選択、もしくは検索して入力します
- 滞在時間を編集して [保存] をタップします
タイムラインの編集がすべて完了したら、[完了] をタップして編集を終了します
【新たなタイムラインを作成する場合】
- タイムラインの画面で、新たにタイムラインを作成したい日を選択します
- 画面右上のその他アイコン(︙)をタップして [訪問履歴を追加] をタップします
- 訪問した場所を候補のなかから選択、もしくは検索をして入力します
- 滞在時間を入力し [保存] をタップします
- [もっと見る] をタップすると、スポットの追加が可能です
- 入力し終えたら [完了] をタップします
タイムラインを削除する方法
間違って記録された位置情報や不要なタイムラインを削除したいケースもあるでしょう。日別にタイムラインを削除する方法や、すべての履歴を削除する方法を紹介します。
※削除後は元に戻せないので注意しましょう。
1 日分のデータを削除する方法
1 日分のデータを削除するには、タイムライン画面で [今日] をタップして、削除したい日をカレンダーで指定します。画面右上のその他アイコン(︙)をタップして [1 日分をすべて削除] をタップすると、その日のロケーション履歴がすべて削除されます。
指定した期間、またはすべてのロケーション履歴を削除する方法
ロケーション履歴を削除するには、タイムライン画面右上のその他アイコン(︙)から [設定とプライバシー] をタップします。
- ロケーション履歴をすべて削除(Google アカウントに関連付けられたロケーション履歴がすべて削除されます)
- 指定期間のロケーション履歴の削除(指定した期間のロケーション履歴が削除されます)
- ロケーション履歴の自動削除(3 か月、18 か月、36 か月のいずれかの期間を選択すると、その期間が経過したアクティビティが自動削除されます)
上記のいずれかをタップして操作を進めると、ロケーション履歴の削除に関する確認事項が表示されます。内容を確認し、同意のうえで [削除] をタップすると、すべてのロケーション履歴または指定した期間のロケーション履歴が削除されます。
※詳しい手順は、ヘルプページをご参照ください。
削除したタイムラインは復元できる?
タイムラインは情報を削除すると、元に戻すことはできません。削除する際は十分に考えて操作してください。間違って削除してしまったときも、復元したい日の移動経路を覚えている場合は、前述のタイムラインの編集機能を使って訪問した場所や移動手段などを追加するとよいでしょう。
Google マップのタイムライン機能を便利に使おう
Google マップのタイムラインは自動でロケーション履歴を保存してくれるので、訪問した場所や散歩コース、歩いた時間などを自分で記録する手間が省けます。また、Google フォトと連携すれば、写真と共に旅行などの思い出を振り返るのにも役立てられるでしょう。
何かの理由でタイムラインが保存されていない場合は、後から自分で編集または追加することもできます。手軽なライフログとして活用してみてはいかがでしょうか。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2022 年 11 月時点に Google Pixel 6(Android 13)で検証しました。