Google Meet のバーチャル背景の特徴
Google Meet アプリで設定できるバーチャル背景にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは Android スマホで使える Google Meet の基本的な背景設定について紹介します。
デフォルトで用意されている背景の種類が豊富
Google Meet には、デフォルトで搭載されているバーチャル背景などビジュアル エフェクトが多数あります。背景は静止画だけでなく、景色が動く動画背景や背景をぼかす機能、色味や明るさを変えるスタイルなどがあり、選択肢が豊富な点が魅力です。自分好みのバーチャル背景が見つかるでしょう。
好きな背景を追加できる
Google Meet のバーチャル背景設定では、自分の好きな画像をアップロードして使用できます。会社組織で同じ背景画像を設定して、統一感を演出することも可能です。他にも仲の良い友人とのオンライン通話ならゲームのバーチャル背景を、離れて住む家族となら大好きなペットの画像など、相手との関係性に合わせて演出を楽しむこともできるでしょう。
プライベートやビジネスシーンなど、ご自身の用途に合わせて設定してみてください。
画面の明るさを自動で補正
ビデオ会議の際、「画面が暗くて顔が見えにくい」といった不便さを感じたことがある方もいるのではないでしょうか。Google Meet には、画面の明るさが不十分な場合に、自動で映像を補正してくれる「ローライト モード」が搭載されています。
画面の画質や露出を AI が自動で調整し、暗い部屋の中や逆光の強い場所など、どこにいても自分の顔色を明るくはっきり見せてくれるのです。ローライト モードは、Google Meet 会議に参加することで自動で適用されます。
Google Meet ですぐに使えるエフェクト機能
ここでは Google Meet アプリを Android スマホにインストールしてすぐに使える、背景のエフェクト機能について紹介します。
背景を自然にぼかす「ぼかし機能」
Google Meet では、背景の映像を自然にぼかす「ぼかし機能」が使えます。「ぼかし機能」は、「少しぼかす」と「強くぼかす」の 2 種類から選択可能です。ただし、「ぼかし機能」はリアルな背景にぼかしの効果が適用されますがバーチャル背景には適用されないので、注意しましょう。
自室でリモート会議をする際など、バーチャル背景を使わずにプライバシーを守りたいときには、強くぼかすほうが良いかもしれません。オンライン会議をする相手などに合わせて使い分けましょう。
なめらかに動く背景動画
Google Meet にデフォルトで搭載されている動画背景エフェクトでは、背景の一部が景色に合わせて動く様子を表現します。その効果によりバーチャル背景でありながら、まるで自分が本当にその場所にいるかのようなリアルな演出が可能になるのです。
代表的な例だと、雨や雪が降る窓辺の風景や、カモメが飛ぶ夏の浜辺の様子などがあります。
その日の気分や季節に合わせて動画背景を活用してみましょう。
色味や明るさを調整できるスタイル
背景は変えずに画面の雰囲気を変化させたいなら、スタイル機能が便利です。スタイル機能では、背景映像はそのままに画面の色味や明るさの照明効果を変更できます。日当たりの悪い場所で利用するなら、太陽の光が差し込むスタイルを。顔色を良く見せたいときは、透明感のある色味のエフェクト スタイルを設定してみるのもよいでしょう。
人物の動きと連動する AR エフェクト機能
AR エフェクト機能とは、AR(拡張現実)の技術を使ってカメラに映る画面に演出を重ね合わせる機能です。この機能を使って Google Meet では、自分自身の顔の上にキャラクターや帽子などを被せることができます。このフィルタ機能を使えば、自分の顔の向きや目の動きなど表情に連動して、画面上のキャラクターが動くのです。
ウインクや口を開けた表情をすれば、連動してキャラクターの表情も同じように変化するため、多彩な表現を楽しめるでしょう。キャラクターの種類も、犬や猫などの動物から、サボテンや宇宙飛行士などさまざまです。中には、自分の顔が一切見えなくなるものもあります。
気心の知れた友人とのビデオ通話を楽しみたいときなどに、フィルタ機能を使って遊んでみるとよいでしょう。
バーチャル背景を設定する際に知っておきたいこと
Google Meet のバーチャル背景は、利用するにあたって知っておきたいポイントが 2 つあります。それぞれについて、詳しくみていきましょう。
画面の動きが重くなる可能性がある
Google Meet だけに限った話ではありませんが、背景動画やエフェクトを使用すると画面の動きが重くなる可能性があります。今すぐに使わないアプリやウェブブラウザを停止することで、デバイスの処理負担を軽減できる場合もあります。
また、使用するデバイスのスペックによっては、バーチャル背景やエフェクト機能を使うことでバッテリー消費が早くなる場合があります。電池容量が気になるときは、これらをオフにするとよいでしょう。
背景が左右反転して見える
Google Meet にアップロードした背景画像は、画面上で左右反転して表示しています。一方で、会議参加者には正しい状態の映像が送られています。そのため、ご自身でアップロードした画像そのものが映し出されるため、背景に書籍のタイトルなどがある場合は、反転されていない状態で文字が逆に写り込んだまま相手に伝わります。
Google Meet の背景を変更する手順
ここからは、Android スマホで Google Meet の背景画像の変更や、ビジュアル エフェクトを利用する手順を解説します。背景画像変更ができないときの対処法についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ビデオ会議開始前やビデオ会議中に背景画像を変更する
【ビデオ会議開始前に背景画像を変更する場合】
- Meet アプリを開き [会議] の中から参加する会議または新しい会議を選択します
- 会議に参加する前に、セルフビューの下部の中央にある [エフェクト] をタップします
・背景を少しぼかすには、[背景を少しぼかす] をタップします
・背景を強くぼかすには、[背景をぼかす] をタップします
・背景をアップロードするには、[+] をタップします
・アップロードした背景を選択するには、使用する背景画像をタップします
・エフェクトを削除するには、一番左のエフェクトなしのマークをタップします - 設定が完了したら、[完了] をタップします
- [参加] をタップし、会議に参加します
【ビデオ会議中に背景画像を変更する場合】
- セルフビューで、 [エフェクト] をタップして上記と同様に設定を行います
- 設定が完了したら、[×] をタップしてエフェクト選択画面を閉じます
Google Meet の背景画像変更やエフェクト設定についての詳しい情報はこちらをご覧ください。
Android で背景画像変更ができない場合
Android で背景の変更やエフェクトなどの機能を使用するためには、Android 9.0 を搭載した以下のデバイスを使用する必要があります。
- Samsung Galaxy S9 以降
- Pixel 3 以降
- その他の類似デバイス
スタイルと背景を利用できるかどうかや、利用できるスタイルと背景は、アカウントの種類や Google Workspace 管理者が適用した設定等によって異なります。
Google Meet の背景画像を楽しもう
Google Meet では、ビデオ会議中の映像を自分好みに設定できます。お気に入りの背景画像やエフェクト機能を活用して、シーンに合った演出を楽しみましょう。ビデオ会議の開始前と通話中のどちらでも背景画像を変更できるので、オンライン会議が始まった後に背景を変えたくなった場合は、セルフビューの [エフェクト] から設定してみてください。
背景をぼかす強弱も変更できるため、自室の様子をあまりカメラに写したくないときなどにとても便利な機能です。Google Meet でビデオ会議をするなら、使いやすいバーチャル背景や、ユニークなエフェクト設定をぜひ活用してみてください。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2022 年 10 月時点に Google Pixel 6(Android 13)で検証しました。