読み方のわからない漢字が出てきたときの調べ方
読み方のわからない漢字は入力することができないので、普通に検索して調べることができません。ここでは、そのような漢字の読みや意味を調べたいときにどうすればよいのかを解説します。
カメラで写して Google レンズで検索する
読み方がわからない漢字がある場合は、その漢字を Google レンズで検索できます。Google レンズの文字メニューで対象の漢字(あるいは漢字を含むテキスト)を撮影すれば、読み方をはじめ、意味なども検索できます。
- Google レンズアプリ(Google レンズアプリと連携できるアプリなど)を起動してください
- レンズアイコンをタップしてください
- 文字を選択して、対象の漢字を Google レンズで撮影してください
- ハイライトされたテキストの中から、対象の漢字をタップしてください
これにより、画面下部に漢字の読み方や関連情報が表示されます。
Google レンズについてはこちらもご覧ください。
コピペ(コピーして貼り付け)で検索する
スマホでネットサーフィンをしていて、読み方のわからない漢字が出てきたときは、その漢字をコピーして、検索バーに貼り付けましょう。具体的な手順は以下となります。
- 調べたい文字を長押しします
- 文字がハイライトされて、ハイライトされた最初と最後の文字にマーカーが付きます
- マーカーを動かしてコピーしたい文字列のみをハイライトします
- ハイライトの範囲を特定したら、上部の [コピー] をタップします
- Google アプリまたはブラウザで Google を開きます
- 検索バーを長押しします
- [貼り付け] をタップします
これで調べたい漢字が検索バーに入力されました。なお、Google で検索するときに、検索語句の後ろに「とは」と入力すると、その語句や文字の定義を説明したサイトが表示されやすくなります。
手書き入力で検索する
前述した Google レンズやコピペを使うことが難しい場合は、手書き入力で検索してみましょう。手書き入力とは、スマホのキーボードで打ち込むのではなく、スマホの画面に指で書いて入力する方法です。手書き入力には 2 通りの方法があります。一つはキーボードの手書き入力機能を使う方法で、もう一つは Google の検索オプションを使う方法です。それぞれの設定手順について解説します。
※ Android のバージョンやデバイスの種類によって異なる場合があります。
【キーボードの手書き入力機能を使う方法】
- Android スマホやタブレットで、Gmail や Keep のようなテキスト入力が可能なアプリを開きます
- テキストを入力する場所をタップすると、キーボードが画面の下部に表示されます
- キーボードの上にある設定アイコン(歯車マーク)をタップします
- [言語] をタップします
- [日本語] をタップします
- 右にスワイプして、[手書き] レイアウトを有効にします
- 1 つ前の [設定] に戻ります
- [設定] を選びます
- [絵文字切り替えキーを表示] をオフにします
- [言語字切り替えキーを表示] をオンにします
これでキーボードの手書き入力機能がオンになります。キーボードの地球アイコンをタップすることで、キーボード入力と手書き入力の切り替えが交互にできます。
【Google の検索オプションを使う方法】
- Android スマホやタブレットで、[検索の設定] ページにアクセスします
- [手書き入力] に移動します(手書き入力をオンにするには、[有効にする] を、手書き入力をオフにするには、[無効にする] をタップします)
- ページの下部で [保存] をタップします
これで Google の検索オプションで手書き入力機能がオンになります。その後、Google.com で好きな場所に手書きをすれば、自動的に検索バーに入力され、検索アイコンをタップするだけで検索できるようになります。検索バーの文字が意図するものと違った場合は、下部に表示された変換候補の中から選んでください。
記号や特殊文字の入力方法
漢字以外にも「入力方法がわからない」と多くの声が寄せられるのが、記号や特殊文字です。ここでは代表的な記号や特殊な文字の入力方法を紹介します。
【記号の入力方法】
「…」「〒」「§」「々」「≧」のような記号、踊り字、数学記号と呼ばれる文字はどうやって入力すれば変換できるのでしょう。実はそれぞれに読み方があり、その読み方を入力すれば変換ができます。読み方が一つとは限りませんが、たとえば、「…」は「てん」、「〒」は「ゆうびん」、「§」は「せくしょん」、「々」は「おなじ」、「≧」は「ふとうごう」という読み方があります。
しかし、すべての記号の読み方を覚えるのは難しいかもしれません。読み方がわからない記号を入力したいときには「きごう」と入力しましょう。変換候補にさまざまな記号が表示されます。あるいは、「たんい」と入力すれば「‰」「㎡」のような単位記号や「㌍」「㍍」といった組み文字などへも変換できます。
【アクセント記号の付いたアルファベットの出し方】
「é」「ç」「ä」のようにアクセント記号と呼ばれるものがついたアルファベットがあります。これらは英語入力キーボードで入力可能です。「à」を例に入力の手順を解説しましょう。
- テキスト入力時に英語入力キーボードを表示します
- キーボードの「a」を長押しします
- 「a」キーの上に「æ」「ã」「å」などのアクセント記号のついた文字が表示されます
- 指を離さずスライドさせながら該当文字の上まで持っていき選択します
これでアクセント記号のついたアルファベットも入力することが可能となります。
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よく使う難しい漢字は辞書に登録しておこう
難しい漢字や読み方を忘れやすい漢字、よく使う文字などは辞書に登録しておけばすぐに入力することができます。記号なども、「きごう」と入力すると数多くの候補が表示されるので、そのなかから探すのは大変です。
そこで、よく使う記号なども辞書に登録しておけばすぐに入力できて便利です。また、入力する機会が多い英単語についても辞書に登録すれば、英字キーボードに切り替えなくても入力できるようになります。ここでは Gboard での辞書登録の手順を解説します。
※ Android のバージョンやデバイスの種類によって異なる場合があります。
- 文字入力画面を開き、キーボードを表示させます
- キーボード上部の設定アイコン(歯車マーク)をタップして設定画面を開きます
- [単語リスト] を選択します
- もう一度 [単語リスト] をタップします
- [日本語] を選択します
- 右上の追加アイコン(+)をタップします
- [単語を入力します] 欄によく使う漢字などを入力します
- [よみを入力します] 欄にその単語を変換するためのよみをひらがなで入力します
以上で登録は完了です。
辞書に登録することで、難しい単語や入力する機会の多い長い言葉を簡単に入力できるようになります。たとえば、自分の住所を単語欄に入れ、よみを「じゅうしょ」として登録すれば、「じゅうしょ」と書くだけで自分の住所に変換できます。よく使うメールアドレスなどを「めーる」というよみなどで登録するのもよいでしょう。
難しい漢字に困ったら Android の機能を使って解決しよう
日常生活で、難しい漢字に出合うことはよくあります。読み方がわからないときはコピペをして調べるか、手書きで入力して検索、あるいは Google レンズで調べましょう。使う機会の多そうな漢字なら、わかりやすい言葉で辞書登録すれば今後はすぐに入力できるようになります。辞書にはよく使う言葉や、住所、メールアドレス、英単語なども登録できるので、使用頻度の高いものはどんどん登録しましょう。検索と辞書登録を駆使すれば文章入力の効率が上がります。よく使う単語を手早く入力してスムーズに文章を作成しましょう。
※本記事で紹介した内容は、一部ご利用になれないデバイスなどもあります。本製品またはその一部の機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイス メーカーによって異なります。
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