こんにちは、ワタナベです。
この間、とても久しぶりに学生時代の友人と会うことがあり、近況報告などしていたのですが、その中でスマホの話になったのです。友人が使っているスマホは iPhone でした。学生時代を思い返してみると、その友人が使っていたスマホは当時からずっと iPhone だったのです。私はこの「Galaxy Z Fold5」をメインで使っているので、友人に「Android 使わないの？」という話もしてみたのですが、「興味はあるんだけど（自分は）iPhone 民だから Android に変えられない」という答えが返ってきました。
「それこそ『Galaxy Z Fold5』は折りたたみスマホになっていてめちゃめちゃ面白いし、利便性の高さも魅力的で、Android 自体には興味があるんだけどなかなか手が出せない」という話でした。

話はそこで終わったのですが、やはりこの Android の魅力はたくさんあり、機能の面白さや利便性を知らずに過ごすというのも勿体無いと思います。なので、今回は私が長年 Android をメインで使い続けている理由や、iPhone から Android への乗り換えになかなか踏み出せない原因になるところについて紹介していきたいと思います。

例えば、「乗り換えの手間がある」や「データ移行の不明点がある」、それから「既に揃えてしまっているエコシステムを手放せない」など。
また、「Android に乗り換えた場合のメリットについて知らない」ということもあるのではないかと思います。そして、この辺りがなかなか Android に乗り換えできない理由なのではないかと思います。

そこで今回は Android に乗り換えるメリットとデメリット、Android をメインにし続ける理由について紹介します。

選択肢が豊富である

今回はこの「Galaxy Z Fold5」を取り上げますが、そもそも Android の魅力というのは選択肢が多いというところです。Android は国内外の様々なメーカーが様々なデバイスを作っているので、選択肢の幅が圧倒的に広いです。例えば、Galaxy の場合この「Galaxy Z Fold5」はもちろんですし、「Galaxy S23 Ultra」をはじめ一般的なスマホの形状のものもたくさんあり、Google の「Pixel シリーズ」、ソニーの「Xperia シリーズ」なども全部 Android です。

それぞれに特徴や強みがあるので、「自分だったらどの機能を優先したい」、「こんなデザインがいいな」といった自分の好みに合わせて選択肢の幅があるというのが、Android 全体のメリットになります。 私の場合は、この折りたたみスマホにかなり魅力を感じているので、メインで使う期間が非常に長くなっています。

音楽に強い

Android の 2 つ目の強みが、音楽に強いというところです。

これは Android の Bluetooth 機能で利用できるオーディオコーデックの話なのですが、Galaxy の場合は LDAC というハイレゾワイヤレスに対応しています。そのほか Xperia シリーズなどは LDAC に加えて apt-X Adaptive などに対応しているなど、より高いデータ量の伝送ができるオーディオコーデックに対応している端末が多いです。なので、ワイヤレスイヤホン・ワイヤレスヘッドホンの選択肢も広がり、それらのイヤホン・ヘッドホンを最上位のオーディオコーデックで使えたりするので、より高音質で音楽を楽しむことができます。

自分はさまざまな Android スマホをレビューしているのですが、その中で毎日持ち歩いているのがこの「Galaxy Z Fold5」。この折りたたみスマホがあるというのも含めて Android は常に時代の一歩先を走っているという感じがあります。そういうちょっと先に新しい機能がもう使えてしまうというところもメリットなのかなと思います。
ここからはこの「Galaxy Z Fold5」をベースに Android 特有のメリットをお話していきましょう。

マルチウィンドウ

「Galaxy Z Fold5」みたいな折りたたみスマホの場合は、開いている状態でスマホ 2 台分の情報量を 1 画面に表示できます。この状態で情報量が多いですし、ブラウザでページを開きながら画面分割でマルチウインドウを使って別のアプリを表示することができます。この情報量の多さというのはなかなかの魅力になっていて、2 つのアプリを同時に起動して 1 つの画面に表示して使うことができますので、非常に作業の効率が良くなります。（ブラウザの）文章をコピーして（SNS に）ポストしようというときも 1 画面ですぐにコピペできます。

一般的な（縦長の）スマホの画面の場合は、上下に画面分割して 2 つのアプリを表示することもできます。上の画面では動画を観ながら、下の画面では SNS をチェックするといったことも可能です。

Galaxy には標準でエッジパネルという機能があって、パネルに登録したアプリを画面上の好きなところに表示することができます。好きなアプリをエッジパネルに登録してすぐに起動してマルチウィンドウに持っていくことができるというところも、非常に便利で使用頻度が高い機能です。
これについては似たような機能を搭載したスマホもあるし、アプリを追加してエッジパネルに近い機能を使うことも可能です。そういうカスタマイズの幅も Android は広いです。

私の場合は、左画面で YouTube アプリを起動して自分の公開前の動画をチェックしながら、右画面に YouTube Studio というクリエイター向けアプリを起動して概要欄を編集したり、動画の目次を作ったり、動画内容にミスがないか確認したりしています。これもやはり折りたたみスマホの広さがあるからこそできることなのかなと思います。

ワイヤレスバッテリー共有

Galaxy のスマホには実は結構前から搭載されていますが、この「Galaxy Z Fold5」の上に別のデバイスを載せてワイヤレス充電ができるという機能です。例えば、ワイヤレスイヤホンを充電する、別のスマホを充電するなどの使い方ができます。（充電が必要になった場合に）充電ケーブルを毎回持っているかどうかはわからないので、ケーブルがなくても置くだけで簡単に充電できるということです。

使い方は、画面上部からスワイプでメニュー画面を表示して、「ワイヤレスバッテリー共有」という項目をタップして機能をON にします。その状態で背面を上にしてイヤホンケースを載せてあげると充電ができます。

例えば、外出先とかでイヤホンが充電切れになった場合などに緊急手段として充電するのに非常に便利です。2 人でお出かけしていてもう 1 人のスマホのバッテリー残量が少なくなった時に、自分のバッテリーをシェアしてあげるということも可能です。この機能は Galaxy の他に Pixel や Xperia のスマートフォンも対応しています。

カスタマイズの幅が広い

Android はカスタマイズ性の幅が広いというのもメリットです。 例えば、ホーム画面を長押しすると「ウィジェット」の一覧が出てきて、その中からよく使うアプリのウィジェットを引っ張ってくるとホーム画面に表示させることができます。このウィジェットは画面上で直接タップして機能を使うことも可能です。例えば「メモ」のウィジェットならタップするとすぐにメモのページに行ってメモを取ることができますので、かなり使いやすいウィジェットの機能になっています。

また Google カレンダーのウィジェットならば日付をタップしてすぐに予定を追加することもできます。基本的にこのウィジェットも使いやすいですし、ホーム画面のカスタマイズ性の自由度も高く、アプリを開かなくてもウィジェットから情報をチェックしたりもできます。

iPhone からの移行が難しい？

iPhone から Android への移行が難しいというイメージを持っている方は非常に多いのではないでしょうか。

実は、Android のスマホは（購入して）最初に起動するときに「移行元」を選ぶことができ、現在使っているスマホが iPhone でも Android でもデータの移行をすることができます。もちろん、全部のデータが確実に移行できるわけではないのですが、普段使いしているアプリやデータはほとんどのものを移行することができます。

例えば、連絡先、写真と動画、ショートメッセージ、アプリ（Google Play にある無料アプリ）、音楽、カレンダー、通話履歴、メモなどです。アプリについては、有料購入が必要なアプリはデータ移行ツールで移行できないので、そこは注意です。

これだけあれば、ある程度は元のスマホの状態に近い感覚で Android を使い始めることができるのではないかと思います。ちなみに LINE に関してももちろん移行はできます。移行の方法もちゃんと公開されているので、事前に調べて手順通り移行すれば大丈夫です。

AirDrop が使えない？

AirDrop は自分が持っている iOS のデバイス同士でデータを転送したり、知り合いにデータを転送したりとても便利ですよね。「じゃあ Android の場合どうなのか」ということですが、もちろん AirDrop という機能はもちろん使えないのですが、実は AirDrop に近いというか、ほぼ同じ機能として「ニアバイシェア」というものが入っています。この機能は同じ Android OS 同士でデータを転送できますので、Android スマホ同士でデータを転送したり、Android スマホから Android タブレットにデータを転送したりすることが可能です。

余談ですが、妻も Android スマホ「Galaxy Z Flip5」を使っているので、「Galaxy Z Fold5」で撮影した写真をニアバイシェアで妻に共有するといったことも簡単にできます。

ちなみに私は MacBook を使っているのですが、実は MacBook に「NearDrop」というアプリを入れると Android スマホからデータを MacBook にニアバイシェアすることができます。これでスマホと PC を有線で接続することなくデータを転送できるので非常に便利です。

また、Google のクラウド写真アプリ「Google フォト」を使えばどの端末からも写真や動画にアクセスできますし、「Google ドライブ」などクラウドストレージでもデータ共有が可能ですので PC とのデータ共有も簡単にできます。Galaxy は標準アプリが使いやすく「マイファイル」というアプリを使って、自分の端末のデータを Google ドライブに簡単にアップロードすることができます。基本的に使い方さえ知っておけば、データの共有で困ることはないのではないでしょうか。

これは結構知らない人が多いと思いますが、皆さんは「Google Play Points」ってご存知ですか？

これは、Google Play ストアでアプリを使うなど、色々やっている間にいつの間にかポイントが貯まっています。私の Google Play ストアを見てみると、現在 4129 ポイント。シルバーというバッジも獲得していますね。このポイントというのは、アプリ内課金のクレジットとして使ったり、Google ストアの割引に使ったりすることができます。

Google Play Points のページで「貯める」を見てみると様々なキャンペーンの情報が表示されていますし、「使う」を見てみると「2000 ポイントでGoogle ストアのカートから 2000 円引き」というのがあります。つまり、1 ポイント 1 円にて Google ストアで使えるということなのです。Google ストアでスマホを買うときに割引に使ったりできるのです。これすごくないですか？

また、私はシルバーというバッジを獲得していますが、これで様々な特典も受けられます。いろいろな貯め方があり、自然と貯まっていくような仕組みになっていて、結構面白いのでよかったらチェックしてみてください。

はい、今回はこんな感じです。
全般的な話になりますが、今回は Android スマホについて話してきました。正直、乗り換えに関してのハードルというのは、そこまで高いものではないです。もちろん、初期設定などは必要ですが、この初期設定さえ終わってしまえば、データの移行はそこまで難しいものではないので、ちょっと気になっているという方は、一度手に取ってみるというのはすごくいいのではないかと思います。
逆に、一歩ハードルを乗り越えて Android に乗り換えることで、一気に世界が広がってスマホ選びが楽しくなるのではないでしょうか。