Android デバイスのスリープ(画面消灯)とは
Android スマホやタブレットなどのスリープとは、一定時間利用しなかった場合に画面が消灯する機能のことです。
たとえば、Android スマホでアプリなどを利用したあと、画面が表示されている状態で一定時間触らずに放置しておくと画面が暗くなるのがスリープ状態です。
一般的に、スリープ機能はデバイスの電池消費を防いだり、画面の焼き付きを防ぐなどの目的で搭載されています。
Android デバイスをスリープさせない設定にできる?
Android デバイスを一定時間操作しないことでスリープモードになりますが、画面を表示させたまま利用したい場合もあるかもしれません。たとえば、画面に表示したアプリやウェブサイトの情報を紙などに書き写したいときや、表示されている画像や文章を長時間見ていたいときなどが考えられるでしょう。
そのようなときには、Android デバイスをスリープさせないようにする設定があります。ここでは、2つの方法を紹介します。
※スリープさせない方法については、Android のバージョンやデバイスの種類によって異なる場合があります。Pixel 4 を例にとって説明します。
1つ目は、「スクリーン アテンション」の機能を使う方法です。これは、Pixel 4 以降で利用できる機能ですが、画面を見ている間、画面をスリープさせず明るい状態を維持します。
2つ目は、開発者向けオプションを利用する方法です。これにはさまざまなオプションが用意されています。その中で「スリープモードにしない」設定にすることで、充電中は常に画面をオンにしておくことができます。
スリープさせない(画面を ON にしておく)手順
それでは、Android スマホやタブレットなどをスリープさせない方法をみていきましょう。また、スリープモードになるまでの時間などを設定する手順についてもあわせてご案内します。
※デバイスの種類によって、設定方法や手順が異なる場合があります。
スクリーン アテンションを設定する
Pixel 4 以降では、スクリーン アテンションを使うことで、画面を見ている間のみ画面を明るい状態に保ち、スリープさせない設定が可能です。
スクリーン アテンションの設定手順は以下のとおりです。
- スマホの設定アプリを開きます。
- [ディスプレイ] → [画面消灯] → [スクリーン アテンション] をオンにします。
設定をもとに戻す場合は、[スクリーン アテンション] をオフにしてください。
開発者オプションで「スリープモードにしない」設定にする
開発者向けオプションで、スリープさせないように設定できるデバイスもあります。
※開発者向けオプションを利用する手順については、Android のバージョンやデバイスの種類によって異なる場合があります。
まずは、開発者向けオプションを表示させます。Android 4.1 以前の場合は、[開発者向けオプション] がデフォルトで表示可能です。Android 4.2 以降では、[ビルド番号] オプションを 7 回タップすることで [開発者向けオプションの使用] を表示させます。
Android のビルド番号については、以下のいずれかの場所にあります。
- Android 9 以上 : [設定] → [デバイス情報] → [ビルド番号]
- Android 8.0.0 および Android 8.1.0 : [設定] → [システム] → [デバイス情報] → [ビルド番号]
- Android 7.1 以下 : [設定] → [デバイス情報] → [ビルド番号]
[開発者向けオプションの使用] が表示されたら、画面上部でオプションの表示/非表示を切り替えられますので、表示をオンにしましょう。
オプションの中に「スリープモードにしない」という設定項目を見つけたらオンにしてください。この設定をすることで、充電中は常に画面をオンにしておくことができるようになります。
画面消灯設定で消灯までの時間を変更する
画面消灯するまでの時間を変更することで、スリープモードになるタイミングをコントロールすることも可能です。
ここでは Pixel スマホを例にその手順をみていきましょう。
※手順の一部は、Android 10 以降でのみ動作します。
- スマホの設定アプリを開きます。
- [ディスプレイ] → [画面消灯] をタップします。
- 「画面消灯」の項目で、スマホを使用していないときに画面が暗くなるまでの時間を変更できます。
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Android デバイスの種類によってはスリープさせないこともできる
Android デバイスの機種によっては「スリープさせない」方法があります。その方法を把握しておくことで、Android スマホやタブレットを利用シーンに応じて活用できるでしょう。ただし、特に「開発者向けオプション」で設定を変更する場合は、デバイスの動作が不安定になることもありますので注意しましょう。
※本記事で紹介した内容は、一部ご利用になれないデバイスなどもあります。本製品またはその一部の機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイス メーカーによって異なります。
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