Android のタスクマネージャーとは
Android スマホやタブレットなどのデバイスには、起動しているアプリを一覧したり管理したりできる機能があります。起動しているアプリやバックグラウンドで動作しているアプリは「タスク」と呼ばれ、これらのタスクを確認できる機能は一般的に「タスクマネージャー」と表現されることが多いようです。そのため、本記事では「タスクマネージャー」と表記します。
Android スマホなどを利用していると、SNS を利用したり、検索したり、動画を見たりするために、アプリを次々に起動していることが多いのではないでしょうか。アプリが使用するメモリは Android が管理しているため、通常自分でアプリを閉じる必要はありません。しかし、アプリが応答しなかったり、動作が遅かったりする場合は、Android のタスクマネージャーを使ってタスクを終了させてみましょう。
Android のタスクマネージャーでできること
Android のタスクマネージャーでできることを具体的にみていきましょう。
※Android のバージョンや機種によって動作や表示画面が異なる場合があります。
現在起動しているアプリを確認する
タスクマネージャーは、現在動作しているアプリを表示して確認できます。アプリはサムネイルとして表示されるため、スワイプなどのジェスチャーで画面を上下や左右にスクロールさせて確認できます。
起動しているアプリを終了する
タスクマネージャーで表示されているアプリは、一覧表示の画面から終了させることもできます。Android のバージョンや機種によって異なる場合がありますが、終了させたいアプリを上下や左右にスワイプするなどの操作で終了できます。
起動しているアプリを開く
タスクマネージャーに表示されているアプリは現在、動作しているアプリです。利用したいアプリをタップして開きます。再度、利用したいときはホーム画面から開くよりもタスクマネージャーの一覧から開いたほうが早いかもしれません。
タスクマネージャーの利用シーン
Android のタスクマネージャーは、アプリを終了させる場合などに活用できます。ここでは、2つの利用シーンをみていきましょう。
応答しないアプリを終了させる
Android スマホなどでアプリを利用しているとき、メモリが使用されます。通常は Android がメモリを管理しているので気にする必要はありませんが、まれにアプリが応答しないといった場面もあるかもしれません。そのようなときの対処として、アプリを終了させる方法があります。タスクマネージャーを利用すれば、タスクの一覧からアプリを選択して終了させることが可能ですので試してみましょう。
Android の動作が遅い場合にアプリを停止させる
Android スマホなどで、動作が極端に遅かったり応答に時間がかかったりする場合は、使用していない複数のアプリが起動している可能性があります。このようなときは、タスクマネージャーから不要なアプリを強制的に停止させることもひとつの解決手段だといえるでしょう。使っていないアプリを終了させることで、デバイスのメモリが開放されますので、動作の改善が期待できます。
Android のタスクマネージャーの使い方
Android のタスクマネージャーの使い方をみていきましょう。
※Android のバージョンや機種によって、操作方法や手順が異なる場合があります。また、以下手順の一部については、Android 10 以降でのみ動作します。
まずは、ナビゲーションを選択しましょう。
【ナビゲーションの選択手順】
- スマートフォンの設定アプリを開きます。
- [システム] → [ジェスチャー] → [システム ナビゲーション] に移動します。
- [システム ナビゲーション] が表示されない場合は、後述の「古いバージョンの Android を利用している場合の手順」をご覧ください。
- ナビゲーション設定を変更するための [システム] または [ジェスチャー] が表示されない場合は、デバイスのメーカーにお問い合わせください。
- 次のいずれかを行います。
- ジェスチャーナビゲーション: ボタンを表示しません。
- 2ボタンナビゲーション: 「ホーム」と「戻る」の2つのボタンを表示します。
- 3ボタンナビゲーション: 「ホーム」、「戻る」、「最近」の3つのボタンを表示します。
【古いバージョンの Android を利用している場合の手順(Android 9)】
- スマホの設定アプリを開きます。
- [システム] 次に [ジェスチャー] 次に [ホームボタンを上にスワイプ] に移動します。
- [ホームボタンを上にスワイプ] のオンとオフを切り替えます。
- オンにすると、2ボタンナビゲーションが使用されます。
- オフにすると、3ボタンナビゲーションが使用されます。
タスクマネージャーを開く
ナビゲーションを設定したら、タスクマネージャーを開いてみましょう。以下の方法を参考にしてください。
- ジェスチャーナビゲーションを利用する場合: 下から上にスワイプして長押ししてから放します。
- 2 ボタンナビゲーションを利用する場合: 画面下部から中央に向かって上にスワイプします。
- 3 ボタンナビゲーションを利用する場合: [最近] ボタンをタップします。
現在起動しているアプリを確認する
起動しているアプリは、タスクマネージャーを開くことで確認できます。タスク一覧が表示されたら、画面を上下あるいは左右にスクロールしてアプリを確認しましょう。
この動作は、Android のバージョンや機種によって異なりますので、あなたの利用している Android にあわせて操作してみてください。
起動しているアプリを終了する
タスクマネージャーに表示されているアプリを終了させるには、以下の手順を参考にしてください。
- タスクマネージャーを開く
- ジェスチャーナビゲーションを利用する場合: 下から上にスワイプして長押ししてから放します。
- 2ボタンナビゲーションを利用する場合: 画面下部から中央に向かって上にスワイプします。
- 3ボタンナビゲーションを利用する場合: [最近] ボタンをタップします。
- 対象のアプリのサムネイルを上にスワイプします。
この動作についても、Android のバージョンや機種によって異なりますので、あなたの利用している Android にあわせて操作してみてください。
起動しているアプリを開く
タスクマネージャーからアプリを開く場合は、以下の手順です。
- タスクマネージャーを開く
- ジェスチャーナビゲーションを利用する場合: 下から上にスワイプして長押ししてから放します。
- 2ボタンナビゲーションを利用する場合: 画面下部から中央に向かって上にスワイプします。
- 3ボタンナビゲーションを利用する場合: [最近] ボタンをタップします。
- 一覧にある対象のアプリをタップします。
Android ユーザーが語る。Android の魅力に迫る動画はこちら。
Android のタスクマネージャーを上手に使って起動中のアプリを管理しよう!
Android スマホやタブレットなどのデバイスでは、アプリを起動させた状態を保っていることがあります。使わないアプリがバックグラウンドで起動している場合、Android スマホなどの動作が遅くなることもあるでしょう。このようなとき、起動しているアプリを確認したり、不要なアプリを終了させたりできるタスクマネージャーの使い方を知っておくことで、Android スマホなどをより便利に、快適に使いこなしていきましょう。
※本記事で紹介した内容は、一部ご利用になれないデバイスなどもあります。本製品またはその一部の機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイス メーカーによって異なります。