似顔絵アプリの種類は大きく分けて 2 つ
似顔絵アプリは、簡単な操作で似顔絵を作成できます。無料のアプリも多く、イラスト作成や写真加工の技術がなくても手軽に使える点が魅力でしょう。
Google Play ストアには、さまざまな似顔絵アプリがあります。どれをインストールするか迷う場合は、まずは似顔絵の作成方法に着目するのがよいかもしれません。
似顔絵アプリの種類は、作成方法の観点から大きく 2 つに分けられます。顔や髪などのパーツを組み合わせて、いわゆるアバターを作成する「アバター作成タイプ」と、写真を加工して絵画風に仕上げる「写真加工タイプ」です。
それぞれのタイプに特徴がありますので、この後、順を追って詳しく説明していきます。似顔絵アプリを選ぶ際の参考にしてみてください。
アバター作成タイプの特徴
アバター作成タイプの似顔絵アプリは、写真加工タイプと比較するとリアル過ぎない仕上がりになります。本人を知っている人なら誰の似顔絵かわかるでしょうが、アバターだけで個人を特定される心配は少ないでしょう。不特定多数の人が見るような SNS でも利用しやすいのではないでしょうか。
ここからは、アバター作成タイプの特徴を 3 つ紹介します。
自分好みの絵柄を探せる
アプリによって、アバターの絵柄は異なります。たとえば、立体的でリアルな絵柄のアバターアプリもあれば、アニメのキャラクター風のものもあります。
仕上がりがご自身の求める雰囲気かどうかは、似顔絵アプリを選ぶうえで重要なポイントになるでしょう。アプリを選ぶときの参考として、Google Play ストアのアプリページでアバターの作成例を確認すると選びやすいかもしれません。
パーツをカスタマイズできる
カスタマイズの幅広さもアバター作成タイプの特徴です。目や眉毛などの顔のパーツの色や形を複数の選択肢から選んで、より自分の特徴に近い顔や好みの顔にカスタマイズすることができるものもあります。
また、アプリによっては顔のパーツだけでなく、服装や持ち物などのアイテムもカスタマイズできます。着ている服や靴をコーディネートする、カメラやサッカーボールなどの小物を持たせるなど、ご自身の好みや趣味を反映させることもできるでしょう。アプリによっては、料金を支払うことでより多くのアイテムから選択できるようになるものもあります。
手軽な操作で自分に似せられる
自撮りなどの写真を読み込んでアバターに変換する機能があるアプリを選ぶと、手軽な操作で自分に似せることができます。
一からパーツを選ぶ必要がないため、アバター作成にかかる時間も少なくなるでしょう。
Gboard(Google 製のキーボードアプリ)から追加できる Bitmoji ※1 は、自撮りで簡単にアバターを作成することができます。また、それぞれのパーツをカスタマイズすることもできます。下の画像は、髪の色をカスタマイズしているところです。
また、Bitmoji と Gboard(Google 製のキーボードアプリ)を連携させると、作成したアバターのスタンプをチャットなどで送信できます。
写真加工タイプの特徴
写真加工タイプの似顔絵アプリは、撮影した写真の雰囲気や背景を含めてイラスト風に仕上がります。お気に入りの写真があれば、その良さを生かした似顔絵が作れますし、写真をもとにしているため、より本人に近い似顔絵になるでしょう。
操作方法はアバター作成タイプよりシンプルで、基本的にフィルタを選択するだけです。選択するフィルタによっては強い加工がかかり、アバターと同様に個人が特定されないような似顔絵を作ることも可能です。
ここからは、写真加工タイプの似顔絵アプリの特徴を紹介します。
さまざまな画風フィルタや加工を選べる
写真加工タイプの似顔絵アプリでは、さまざまな画風に加工できます。フィルタによって、似顔絵の印象も変わります。
たとえば、油絵風や水彩画風のフィルタでは、大人びた雰囲気の似顔絵に仕上がるでしょう。アニメーション風のフィルタであれば、親しみやすい印象になるかもしれません。また、アプリによっては、フィルタの他にもさまざまな加工ができるものもあります。似顔絵の周りをデコレーションするステッカーや文字入れ機能などを活用すれば、より自分らしい表現ができるかもしれません。
撮影から加工までアプリ内で完結する
似顔絵アプリの中には、アプリ内で写真を撮影するとそのまま似顔絵へ自動変換できるものもあります。似顔絵アプリ内で手軽に撮影や撮りなおしができ、すぐに自動変換できるので簡単です。
色々なポーズや表情を試したり、背景などを変えてみることによって、より理想的な仕上がりの似顔絵を作成できるでしょう。自動変換後にフィルタを変更することもできます。
写真編集アプリで似顔絵作成
一般的な写真編集アプリの中にも、フィルタなどを使って、似顔絵風の加工ができるものがあります。(アプリや機能によっては有料の場合もあります。)
似顔絵以外の加工もできる写真編集アプリなら、風景や食べ物の写真などにも活用できます。簡単な手順で気軽に似顔絵を作成したいなら似顔絵アプリ、細かな調整をしたり、似顔絵以外にも用途を広げたいなら写真編集アプリを選ぶと良いでしょう。
たとえば、エディターのおすすめにピックアップされているアプリ Picsart ※1 では、自分を一瞬でアニメ化できるマジックエフェクト、自撮り写真がオシャレに変身するスケッチ加工など、写真エフェクトやフィルターを使って、写真を似顔絵風に加工できます。
他にも、人物写真の顔の輪郭や肌の色などを調整する [レタッチ]、複数の写真を組み合わせる [コラージュ] などの豊富な機能があります。
似顔絵アプリで自分らしさを表現してみよう
似顔絵アプリは簡単な操作で似顔絵を手軽に作成できます。大きく分類すると、アバター作成タイプと写真加工タイプの 2 種類があります。
アバター作成タイプでは、パーツを組み合わせたり自撮り写真を読み込んだりすることで、ご自身の分身のようなキャラクターの作成が可能です。アプリによっては、作成したアバターをスタンプとしてチャットでのコミュニケーションに利用できるものもあります。
写真加工タイプは、写真を絵画風やアニメーション風に仕上げられます。お気に入りの写真の雰囲気を活かした似顔絵を作成できる点が魅力です。
それぞれに良いところがありますので、ご自身に合った似顔絵アプリを探すとよいでしょう。
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※1 サードパーティのデベロッパーによって作成されたアプリのサポートや動作については、そのデベロッパーが責任を負います。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2023 年 4 月時点に Google Pixel 6(Android 13)で検証しました。