スマホのキーボード(Gboard)を QWERTY 配列に切り替えるには? 設定方法などを解説
スマホのキーボード(Gboard)を QWERTY 配列に切り替えるには? 設定方法などを解説

スマホのキーボード(Gboard)を QWERTY 配列に切り替えるには? 設定方法などを解説

2023.01.05

スマホのキーボード(Gboard)を QWERTY 配列に切り替えるには? 設定方法などを解説

「スマホでもパソコンのように QWERTY 配列で入力するには?」「英字入力だけを QWERTY 配列 に設定したいけれど、やり方がわからない」など、スマホのキーボードを切り替える操作に悩んだことはありませんか。本記事では、Google Pixel などの Android スマホにあらかじめ設定されている Gboard で QWERTY 配列に設定する方法や日本語と英字入力の切り替え方、キーボードをさらに使いやすくする設定などを紹介します。

キーボードの QWERTY 配列とは?

QWERTY 配列(以下、QWERTY)とはパソコンのようなキーボードの配列を指します。QWERTY は「クアーティー」または「クワーティー」と読み、パソコンなどのキーボードでアルファベットの一行目が左側から「QWERTY」と並んでいるのが配列名の由来です。

スマホのキーボードでも、英字入力などで以下のような QWERTY キーボードを使っている方もいるでしょう。パソコンに慣れている方には、使いやすい配列かもしれません。

QWERTY のキーボード

ちなみに、日本語入力などで使用されるテンキーのようなキーボードの配列を、12 キーと呼びます。以下の画像のようなキーボードです。

12 キーのキーボード

スマホのキーボードでは、QWERTY や 12 キーのようなキーボードを自分の使いやすいように切り替えられます。

キーボードの QWERTY 配列とは?

QWERTY と 12 キーの設定方法をパターン別に紹介

「英字入力だけ QWERTY にしたい」「パソコンと同じように、両方 QWERTY でそろえたい」など、スマホのキーボードを好みの配列にしたい方もいるのではないでしょうか。

キーボードの配列は、主に以下の 3 パターンが考えられます。

  • 英字は QWERTY、日本語は 12 キー
  • 英字と日本語両方とも QWERTY
  • 英字と日本語両方とも 12 キー

Google Pixel をはじめとする一部の Android スマホには、Gboard というキーボード アプリがあらかじめ設定されています。ここからは、Gboard で QWERTY や 12 キーなどの配列を設定する方法をパターン別に紹介します。

QWERTY と 12 キーの設定方法をパターン別に紹介

英字は QWERTY、日本語は 12 キーに設定する方法

普段の日本語は 12 キーで入力して、パスワードの入力などに使う英字入力は QWERTY に設定する方法です。設定手順は以下のとおりです。

  1. 文字入力ができるアプリなどでキーボードを表示させます
  2. キーボード上部の設定アイコン(歯車マーク)をタップします(または、設定アプリから [システム] → [言語と入力] → [画面キーボード] → [Gboard] の順にタップします)キーボードの設定アイコン(歯車マーク)が表示された画面
  3. [言語] をタップします
  4. 「日本語」の [12 キー] をタップします
  5. [英字入力は QWERTY] をオンにして完了です[英字入力は QWERTY] をオンにした画面

英字と日本語を QWERTY に設定する方法

英字を QWERTY、日本語も QWERTY でローマ字入力する設定です。もっともパソコンに近い入力方法といえます。設定手順は以下のとおりです。

  1. Gboard の設定画面を開き、[言語] をタップします
  2. [キーボードを追加] をタップします
  3. [日本語] をタップします
  4. [QWERTY] をタップします
  5. [完了] をタップします

日本語と英字を 12 キーに設定する方法

英字、日本語ともに 12 キーで入力する配列です。スマホより以前から携帯電話を使っている方には、親しみやすい設定かもしれません。設定手順は以下のとおりです。

  1. Gboard の設定画面を開き、[言語] をタップします
  2. [12 キー] をタップします(なければ、[キーボードを追加] → [日本語] を順にタップし、[12 キー] を追加します)
  3. [英字入力は QWERTY] をオフにします

QWERTY と 12 キー以外にも、快適にローマ字入力ができる GODAN や手書き入力のキーボードも選択可能です。使い心地が気になる方は、試してみてもよいかもしれません。

英字と日本語、QWERTY と 12 キーを切り替える方法

好みの配列に設定できたら、実際にキーボードを切り替えて使ってみましょう。ここでは、キーボードの英字と日本語の切り替え方のほか、複数の配列を登録していた場合の切り替え方も紹介します。

【英字と日本語を切り替える方法】

切り替え方法は簡単で、キーボード左下の [あa1] (設定によっては [あa])をタップするだけです。英字のキーボードをに切り替えるには、[あa1] もしくは [あa] の中で、以下の画像のように「a」が一番濃くなるまでタップします。[あa1] が表示されたキーボード

日本語に切り替えるには、[あa1] もしくは [あa] の中で「あ」が一番濃くなるまでタップします。

【QWERTY と 12 キーを切り替える方法】

たとえば日本語のキーボードに QWERTY だけでなく、12 キーや手書きなど複数の配列を同時に設定している場合もあるでしょう。このように配列を切り替えたい場合は地球アイコンをタップすると切り替えができます。地球アイコンが表示されたキーボード

本来、地球アイコンは言語の切り替えに用いるものです。日本語キーボードのように複数の種類の入力方法を選択できる場合は、同じ言語のときでも地球アイコンを使って切り替えます。

英字と日本語、QWERTY と 12 キーを切り替える方法

日本語キーボードの英字入力と英語キーボードの違いとは

ここまで紹介してきた「英字入力」というのは、日本語キーボードの機能の一つでした。これとは別に、「英語キーボード」を設定の [言語] から追加することもできます。英語キーボードはいくつかありますが、[英語(米国)] を選択するのが一般的でしょう。

日本語キーボードの英字入力と英語キーボードは、どちらも QWERTY での入力が可能です。ぱっとキーボードを見ただけでは、違いがないように思えるかもしれません。これらはどのような点が異なるのでしょうか?

まず、見た目の違いはスペースキーです。日本語キーボードの英字入力でのスペースキーは [日本語]、英語キーボードのスペースキーは [English] と、それぞれ表記が異なります。

また、機能面で一番大きな違いは、英語キーボードでは「グライド入力」ができることです。グライド入力とは、以下の画像のように、一本指でキーの上をなぞるだけで単語が入力できるものです。

英語(米国)キーボードでグライド入力する画面

グライド入力は Gboard の設定からオン / オフを切り替えられます。一筆書きのようにキーボードをなぞるだけで単語が入力できるので、慣れるとパソコンでのタイピングのような素早い入力が実現できるでしょう。

英語キーボードは一度設定すると地球アイコンで簡単に切り替えられるようになります。よく英語を入力するという方は、英語キーボードを追加してグライド入力を設定してみてはいかがでしょうか。

日本語キーボードの英字入力と英語キーボードの違いとは

Android スマホのキーボード(Gboard)がさらに使いやすくなる設定

Gboard はキーボード配列の切り替え以外にも、使い心地を良くするようなさまざまなカスタマイズができます。ここからは、Gboard の便利な設定を 5 つ紹介します。スマホのキーボードをさらに使いやすくしたり、見た目を変更して自分好みに設定したりできるでしょう。


※ご自身のスマホに Gboard がない場合は、Google Play ストアでインストールできます。

キーの表示でよく使う文字をいつも候補に

キーボードに表示するキーの設定ができます。たとえば Gboard の設定画面で [設定] をタップし、[数字行] をオンにすると、QWERTY キーボードの上部に数字キーを表示できます。よりパソコンに近いキーボードになり、便利な場合もあるでしょう。

反対に、数字を 12 キーで入力するなら [数字行] をオフにして、QWERTY ではアルファベットのみを表示するのがよいでしょう。

レイアウトを変更して片手でも使いやすく

スマホの画面が大きく、キーボードを使うときに両手でスマホを持たないと入力できない方もいるでしょう。片手でキーボードを使いたいときに便利な設定が片手モードです。

Gboard の設定画面で [設定] をタップし、[片手モード] を設定できます。[右手モード] であればキーボードが画面の右に寄り、[左手モード] であれば左に寄るため、利き手や操作したいシーンに合わせてキーボードを設定できます。

また、[キーボードの高さ](縦幅)の設定も可能です。最低から最高まで、7 段階でキーボードの高さを調整できます。最低にするほど画面が広く見え、最高にするほどキーボードの縦幅が大きくなるため、打ち間違いが減るかもしれません。

キー操作音を設定して使い心地良く

Gboard の設定画面の [設定] をタップし、[キー操作音] のオン / オフや音量の大きさを設定できます。操作音をオンにすると物理的なキーボードで文字を打っているような感覚を得られるでしょう。

音を出すのが気になる場面では、[キー操作時の触感フィードバック] が役立つかもしれません。キーを打ち込むたびにバイブレーションで反応するので、音を出さずにキーを打ち込んだ実感を得られます。バイブレーションの強さも自由に設定できます。

テキストの修正で自分の使いやすいキーボードに

Gboard の設定画面の [テキストの修正] では、よりスムーズに入力する設定ができます。日本語キーボードでは入力中に語句の候補が常に表示される設定になっています。

さらに、文字の入力時に候補を表示、入力中に間違えた語句を修正などの設定をお好みでオン / オフを切り替えられるので、自分の使いやすいキーボードにカスタマイズしてみてはいかがでしょうか。

テーマの変更でお好みの見た目に

Gboard の設定画面の [テーマ] ではキーボードのデザインを好きな色や写真、画像などに変更できます。お好みの見た目に設定すれば、キーボードを使うことが楽しみになるかもしれません。

テーマは大きく [マイテーマ]、[デフォルト]、[カラー]、[風景]、[グラデーション(明)]、[グラデーション(暗)] と分かれています。[マイテーマ] では Google ドライブや Google フォトなどから画像を選び、自分だけのキーボードを設定できます。

QWERTY への切り替えなど、スマホのキーボード操作をさらに使いやすく

QWERTY とは、パソコンのようなキーボード配列のことです。Android スマホのキーボードアプリ Gboard では、QWERTY や 12 キーなど、お好みの配列を設定できます。本記事では、よく使われる QWERTY と 12 キーの組み合わせを 3 パターンに分けて紹介しました。

英語入力をよく行う方は、英語キーボードを追加することも選択肢の一つです。グライド入力を使って、素早く単語を打ち込めるようになります。設定したこれらのキーボードは 1 タップで簡単に切り替えることができ、便利でしょう。

また、Gboard はキーボードの配列や操作音、デザインの変更まで、ご自身が使い心地の良いキーボードに設定できます。

毎日のように使うスマホのキーボードだからこそ、設定をカスタマイズすれば使い心地はもちろん、操作の効率も上がるかもしれません。この機会にキーボードの設定やアプリを見直してみませんか。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事は、2022 年 12 月時点に Google Pixel 6(Android 13)で検証しました。

参考:

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