スマホで日記を書く方法
ここでは、Android スマホで日記を書く方法を紹介します。それぞれの特徴と注意点を解説しますので、自分に合った方法を見つけてください。
日記アプリやメモアプリを使う
日記やメモアプリは、内容に合わせて写真やイラストが追加できたり、背景や文字色などのデザインが変更できたりと、編集の自由度が高いことが特徴です。
忙しくて日記を続ける自信がない方には、「書かない」タイプの日記アプリもおすすめです。気分や体調、活動内容のアイコンがあり、それらをタップするだけで日々の記録を残せます。リマインダー機能を使えば、日記のつけ忘れを防げるでしょう。
また、アプリによっては複数のデバイスからアクセスできます。プライバシーが気になる方は、パスワードなどで保護できるアプリがおすすめです。
アプリを使ううえで注意する点は、サービスが終了する可能性があることです。せっかく書いた日記を残しておくためにも、バックアップ機能があるアプリを選ぶと良いでしょう。
また、アプリによっては求める機能が使えない場合もあるので、利用の際はレビューなどを参考にして自分に合ったアプリを選ぶのもよいでしょう。
SNS やブログを使う
日記を通じて他者とのコミュニケーションを図りたい方は、SNS やブログなどのサービスを使ってアウトプットしてみてはいかがでしょうか。読者からコメントなどで共感を得られたり、新たな交流が広がるきっかけになったりするかもしれません。
読者からの反応が、日記を続けるモチベーションにもつながるでしょう。
ただし、SNS やブログを使って日記を書く際に注意することがあります。公開対象の範囲と日記の内容です。公開の対象を広げればフォロワーが増える可能性もありますが、不特定多数に向けて日記を書くことはさまざまなリスクも生じます。書く内容についても、非公開の日記以上に気を付けて考える必要があるでしょう。
日記を書くためのおすすめアプリ 2 選
Android スマホなどのデバイスで日記を書くときに役立つアプリを Google Play のエディターのおすすめからピックアップして、 2 つ紹介します。それぞれの特徴を確認して、あなたに合ったアプリをインストールしてみてはいかがでしょうか。
Daylio - 気分を記録する日記
Daylio - 気分を記録する日記 ※ 1 は、アイコンのタップだけでその日の気分とアクティビティを記録できる、「書かない」タイプの手軽な日記アプリです。
気分を表す絵文字を、いくつかの配色や絵柄の中から選択できます。「最高」「ふつう」「最低」などの名前も、あなたの気分を表すのにぴったりなものにアレンジ可能です。
アクティビティは「社会生活」「趣味」などグループ分けされているので、記録の際にも選びやすいでしょう。ぞれぞれのグループに「友達と遊ぶ」「読書」などの、アクティビティの内容が設定されています。
気分に関する項目と同様に、グループの名称やアクティビティの内容も編集できます。
記録した内容はアプリ内の「統計」で確認可能です。気分とアクティビティの合計や関連、曜日ごとの平均的な気分など、グラフで分かりやすく表示されます。
記録を続けていけば、気分の波や、良い気分と関連するアクティビティなどがより分かりやすくなるため、自分自身への理解も深まるでしょう。より良い気分で過ごすために、自分をいたわることもできるのではないでしょうか。
気分やアクティビティを手軽に記録したい方は、ぜひこちらからアプリをインストールしてください。
※すべての機能を使う場合、アプリ内購入が発生する可能性があります。利用の際に確認してください。
日記、記録 - Journey
日記、記録 - Journey ※ 1 は文章を書くだけでなく、写真やビデオ、音声の録音を添付できる本格派の日記アプリです。
設定によって、天気や温度、位置情報などを自動的に記録できます。加えて、前で紹介した Daylio - 気分を記録する日記のように、5 つのアイコンの中からその日の気分を選択して記録可能です。
位置情報を記録すると、日記を書いたおおよその場所がアプリ内の「地図帳」に表示されます。旅行先で撮影した写真を日記に添付すれば、地図上に写真が表示されるため、視覚的にも楽しめるのではないでしょうか。
日記、記録 - Journey は、日記の検索のしやすさも特徴的です。日記に添付した画像などのメディアから検索したり、前でも紹介したように地図から検索したりできます。また、日記内の語句を検索できるため、読み直したい日記が見つけやすいでしょう。
Google アカウントと同期すれば、タブレットやパソコンなど別のデバイスからアクセスできる点も便利です。
他のデバイスと連携できる日記アプリを使いたい方は、ぜひこちらからアプリをインストールしてください。
※すべての機能を使う場合、アプリ内購入が発生する可能性があります。利用の際に確認してください。
日記を書くときに使える Google アプリ 5 選
Google が提供するサービスでも、日記に活用できるアプリがありますのでいくつか紹介します。
Google ドキュメント、Google スプレッドシート
Google ドキュメントや Google スプレッドシートを使えば、自分なりの使い勝手の良いフォーマットが作成できます。フォーマットを作り変えられる点は、日記アプリやメモアプリよりも自由にカスタマイズできるでしょう。スマホ以外の端末でも編集できるため、タブレットや PC など使いやすいデバイスで作成できる点も便利ではないでしょうか。
あらかじめオフライン設定をしておけば、電波の届かない環境であっても日記の表示や編集が可能です。設定方法を知りたい方はこちらのページを参照してください。
加えて、家族や友人とファイルを共有して、共同で日記を書くこともできます。相手が Google のアカウントを持っていない場合は、ビジターとして招待し共同編集しましょう。共同編集の手順を知りたい方はこちらを、ビジターと共有する手順を知りたい方はこちらをご覧ください。
※ビジターは、メールアドレスの確認後 7 日間、ドキュメントの編集、コメント、閲覧が可能です。
Google ドキュメントや Google スプレッドシートを使う際の注意点は、フォーマットの作成を自分で行うので多少の手間がかかります。また、日記に特化したサービスではないため、専門のアプリに比べると使える機能には限りがあります。
Google Keep
思いついたらすぐにメモできる Google Keep は、日記としても活用できるメモアプリです。撮影した写真や手描きイラストを加えて絵日記にしたり、音声を録音したり、文章を書く以外にも表現の幅が広がります。背景の色やイラストが選べるので、内容や気分に合わせたデザインが楽しめるでしょう。
Google Keep はウィジェットにも対応していますので、ホーム画面にウィジェットを追加すれば 1 タップで書き始められるため、便利でしょう。メイン画面の目立つ場所に配置すれば、うっかり書き忘れることも減り、毎日の習慣にしやすいのではないでしょうか。書いた内容はリアルタイムで保存されるので、思いのままアウトプットして編集できるのも安心です。
メモ内のチェックボックスの追加で、やるべきこと、やったことなどタスクも整理できます。万が一、他の人に見られたくない日記がある場合は、アーカイブ機能で非表示にすることもできます。 また、作成した日記を Google ドキュメントと連携できるので、文書ファイルとして保管することも可能です。
日記としても使える、便利な機能が搭載されたメモアプリに興味がある方は、ぜひこちらからアプリをインストールしてください。
Google カレンダー
Android スマホやパソコンなど、さまざまなデバイスで使える Google カレンダー。日々のスケジュール管理で活用されている方も多いのではないでしょうか。先に紹介したアプリと同様にスマホ以外のデバイスでも使えるため、日記を書きたいと思い立ったとき手近にあるデバイスを使ってすぐに編集できるというメリットがあります。
Google カレンダーを使えば、その日の予定と日記がまとめて管理できることもメリットといえます。日記を読み返すときに、その日何をしていたかなどが分かり便利でしょう。
また日記を書く時間を予定としてあらかじめ登録しておけば、開始時刻の前にリマインドされるため書き忘れが防げるのではないでしょうか。毎日同じ時刻に書く場合は、繰り返しの予定として登録すると便利です。
日々の予定管理はもちろん、シンプルで使い勝手の良い日記としても活用できるカレンダー アプリに興味がある方は、ぜひこちらからアプリをインストールしてください。
Google マップのタイムライン機能
Google マップのタイムラインは、訪問した場所や移動手段、撮影した写真とその撮影地点などを記録し、Google マップ上に表示できる機能です。アクティビティ履歴にはメモが追加できるため、日記として使うこともできます。
タイムラインの画面では、その日に訪れたスポットや移動回数、移動距離などが表示されます。画面右下にあるペンのアイコンをタップすると、編集画面に変わります。
[メモを追加] の箇所に文章を入力できるので、一日の振り返りを書くなど日記としても使えます。
また、タイムラインの分析情報では、月別の移動量と移動手段、訪れたスポットのジャンルと滞在時間などが確認できます。
訪れたスポットや都市はカテゴリ別に記録されるので、自分の行動を振り返る楽しみも増すでしょう。
タイムラインはロケーション履歴に基づいてその日、訪れたり利用した可能性がある場所とルートが表示されます。また、カレンダーで過去の日付を選択すると、その日の行動履歴も確認できます。仕事上で経費精算に役立ったり、旅日記など訪れた場所を振り返り、大切な思い出として収められるのではないでしょうか。タイムラインを使いたい場合は、ロケーション履歴をオンにしてください。
タイムラインは非公開なので、本人以外は見ることができません。また、ロケーション履歴はいつでもオフにしたり、編集や削除もできます。タイムラインは使いたいけど、残したくない履歴や正確な情報を編集したい場合にはこちらで管理できます。
タイムラインの記録は、アカウントにひもづくデータとしてこちらでエクスポートできますので、必要に応じてバックアップしておきましょう。
※タイムラインは、Google マップ アプリのバージョン 9.12 以降でご利用可能です。それ以前のバージョンのアプリをお使いの場合は、パソコンまたはスマホのブラウザで maps.google.com/timeline にアクセスして、タイムラインをご利用ください。タイムラインの詳しい使い方はこちらをご確認ください。
日記を書くときにあると便利なアイテム
ここでは、Android デバイスを使って日記を書くときに役立つアイテムを紹介します。便利なアイテムを使えばより手軽に日記が書けるようになるので、毎日書き続けるモチベーションにつながるでしょう。
タブレット端末
タブレット端末はスマホと比べて画面のサイズが大きいため、日記を書く際にも便利です。特に長い文章を書く際には、タブレットの大きな画面の方がキーボードの操作性も良く文字入力しやすいでしょう。イラストを描いたり画像編集したりするときも、画面が大きいタブレットの方がやりやすく感じるかもしれません。
スマホとタブレットの両方を使って日記を書きたい場合は、複数のデバイスでアクセスできるアプリを選ぶと良いでしょう。アプリによってはタブレット端末に対応していない場合もあるので注意が必要です。
スマホとタブレットの違いを詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
タッチペン(スタイラスペン)
手書きでイラストや日記を書きたい場合は、タッチペン(スタイラスペン)が便利です。筆ペンのように書けるもの、ボールペンのように細かな線が描けるもの、筆圧によって線の太さが変化するものなど、種類が豊富です。
タッチペンを使えば画面に指紋が付かないので、衛生的な観点からもおすすめできるアイテムです。
タッチペンを選ぶときは、使っているスマホやタブレットに対応しているか確認しましょう。充電が必要な製品もあるので、外で使うことが多い場合は製品の使用可能時間も調べておくと良いでしょう。
外付けキーボード
外付けキーボードを使えばパソコンと同じ感覚でタイピング入力できるため、長い文章を書く際に便利でしょう。
スマホ用キーボードは製品の種類が豊富なので、あなたが使う場所や環境に適したものが見つかるはずです。たとえば、外に持ち運びたい場合は折り畳みできる無線の製品が便利でしょう。スマホやタブレットを装着するためのケースや、立てかけられるスロット付きの製品などもあります。
購入の際は、使っているスマホやタブレットに対応しているかを確認しましょう。文章をたくさん書く人や、より速く書きたい人は、キーの配列やタッチの感触も調べると良いのではないでしょうか。
Android スマホの日記アプリなどを使って毎日を記録しよう
Android スマホを使って、日記を書く方法はさまざまです。Google ドキュメントや Google マップなどのサービスを利用すれば、スマホで毎日を記録することができます。
また、タッチペンや外付けキーボードなどを用意することで、日記を書く作業が快適になり、毎日続けるモチベーションにもつながるでしょう。
紹介した 2 つの日記アプリにはそれぞれ特徴があるため、ぜひあなたに合うものを見つけてください。
あなたらしい日記の書き方で、毎日を楽しく記録してみましょう。
※ 1 サードパーティのデベロッパーによって作成されたアプリのサポートや動作については、そのデベロッパーが責任を負います。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事で紹介した内容は、執筆時(2022 年 8 月)のものです。