歩数計アプリの基本機能
歩数計は歩数を計測するものですが、アプリでは従来の歩数計にはない機能が充実しています。スマホアプリの歩数計は、従来の歩数計と違い日々の歩数を記録してくれるので、後から見返すことができて便利です。また、週単位・月単位で歩数を集計して一覧表示したり、グラフで表示したりするアプリもあるので、運動量を客観的に確認できます。歩数の多い日、少ない日や、曜日ごとの傾向も把握できるので、運動の計画を立てる助けになるでしょう。
歩数計アプリを選ぶときはさまざまな便利機能もチェック
アプリの歩数計には、歩数の計測以外にも多くの機能があります。自分に合った機能を持つアプリを選んで、日々のモチベーションを維持しましょう。
距離、時間、消費カロリーの記録
多くの歩数計アプリでは、歩いた距離や時間、消費カロリーなどを記録できます。そして、さまざまな記録から成果を確認することで、目標が立てやすくなります。例えば、ダイエット目的でウォーキングをするなら、消費カロリーを計測してくれる歩数計アプリがいいでしょう。これまでの移動距離や移動時間、消費カロリーなどを参照することで、次はどのくらいの距離を歩くか、どのくらいの時間歩くかといった目標が立てやすくなります。また、一日一日と記録が蓄積されていくので、歩けば歩くほど達成感を持ちやすくなり、モチベーションも保ちやすくなるでしょう。
グラフを使って成果を直感的に表示
「○歩」「○キロカロリー」といった数字だけではなく、グラフで表示してくれる歩数計アプリなら、成果を直感的に把握できます。歩数計アプリによっては日ごと・週ごと・月ごと・曜日ごとなど、成果を期間別に表示してくれるものもあります。成果を視覚的に把握することで、日々バランスよく歩けるよう、計画を立てやすくなります。
GPS 機能で歩いたルートを記録
GPS 機能のある歩数計アプリなら、歩いたルートも記録できます。移動した距離を視覚的に把握できるので、頑張れば頑張るほど達成感を感じられるでしょう。「ここまでは歩けたから次はあそこまで歩こう」と、地図を見ることで具体的な目的地を決めることもできます。また、アプリをバックグラウンドで起動しておけば、散歩や仕事での移動ルートも記録してくれるので、ライフログの記録にも役立ちます。偶然見つけた素敵なお店や見晴らしのいい公園なども、後から振り返ることができます。
他のデバイス・アプリとの連携で機能を拡大
歩数計アプリやフィットネス系のアプリのなかには、健康管理アプリである Google Fit に連携できるものもあります。また、スマートウォッチを Google Fit に連携させることで、さらに多くの健康情報を記録できるようになります。
アプリと連携することで機能を拡大
Google Fit はさまざまなアプリと連携し、すべてのフィットネス情報を Google アカウントに関連付けて管理することができます。複数のアプリを連携できるので、お使いのさまざまなアプリのフィットネス データを、Google Fit 上でまとめて確認できます。Google Fit で保存できるデータは以下のとおりです。
- 歩数や消費カロリー、ランニング・ウォーキング・サイクリングなどのアクティビティ速度
- 位置情報やランニングの距離、栄養素や水分補給に関する情報
- 心拍数をはじめとしたボディセンサー情報
- 就寝時間・起床時間・合計睡眠時間などの睡眠情報
また、以下で歩数計アプリを Google Fit に連携する手順を解説します。連携方法はアプリによって異なる場合があるので、詳細は各歩数計アプリの説明書を参考にしてください。
- 連携したいアプリを開きます。
- アプリの設定メニューを開きます。
- 他のアプリやデバイスを接続するための項目を探します([Link other services(他のサービスをリンク)]、[apps & devices(アプリとデバイス)] など)。
- アプリの手順に沿って、Google Fit に連携します。
スマートウォッチと連携して心拍数や消費カロリーなども記録
スマートウォッチを Google Fit に連携させると、スマートウォッチでも歩数を確認できます。また、心拍数や消費カロリー、フィットネス情報も、スマートウォッチ上の Google Fit アプリで確認可能です。確認できるヘルスケア データが増えると、ますます健康維持や体調管理に役立つでしょう。
歩数計アプリを使うときの注意点
歩数計アプリは便利ですが、使う際には知っておきたい注意点がいくつかあります。ここでは歩数計アプリを使う際に気をつけておきたいことを解説します。
付加機能でバッテリー消費が早くなることがある
歩数計アプリは、計測時は常にバックグラウンドで起動しておく必要があるため、バッテリーの消費が早い傾向にあります。特に GPS 機能をオンにしていると、バッテリー消費量が増えてしまいます。そうならないよう、普段の行動範囲内でしか移動しないときは GPS 機能をオフにするなど、使うときに工夫が必要です。そのためには、GPS 機能のオン・オフを切り替えられるアプリを選びましょう。また、歩数計測のバッテリー消費量についてもアプリによってばらつきがあるので、気に入ったアプリをいくつか試して、バッテリー消費量の少ないものを選ぶといいでしょう。
歩数計機能の精度にはばらつきがある
アプリによって、歩数の計測精度にばらつきがあります。計測の精度を上げるため、事前の情報入力時にできるだけ正しい情報を入力しましょう。また、精度(感度)の調整機能が付いたアプリもあります。アプリを比較し、精度を調整して、できるだけ実際の歩数に近い計測ができるようにしましょう。
歩数計アプリで楽しく健康管理しよう
歩数計アプリは歩数を計測するだけではなく、計測した結果を記録して、後から振り返ることができます。計測結果がグラフで表示されるので、視覚的にもわかりやすく分析でき、モチベーションの向上にも役立ちます。GPS 機能を使えば移動距離を可視化でき、ライフログをとることもできるでしょう。Google Fit と連携したりスマートウォッチを使用したりすれば、さまざまなフィットネス情報を Google アカウントにまとめて管理できるため、とても便利です。あなたに合った歩数計アプリを使って、気軽に楽しく運動不足を解消しましょう。
※本記事で紹介した内容は、一部ご利用になれないデバイスなどもあります。本製品またはその一部の機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイス メーカーによって異なります。